メキシコ先住民運動連帯関西グループは、サパティスタ民族解放軍の呼びかけで1996年夏にメキシコ・チアパス州で開催された大陸間会議に参加した関西在住者による報告会をきっかけに発足しました。

　関西グループは、多様な諸個人の集まりであり、サパティスタへの考えも一律ではありません。発足時の会員には、市場原理優先の潮流に抗して新しい社会を創ろうとするサパティスタが発した言葉や行動への共感、あるいは彼らを合わせ鏡としてこの地における自らの行動を点検しなおす手がかりを探ろうとの気持ちがあったと思われます。

　会に参加資格はなく、会員登録も特段行っていません。定例会に参加した者がその時々の会員という感じです。定例会は、月１回程度、大阪市内の市民オフィスにて開催しています。定例会の内容は、チアパスをめぐる状況報告と、会員の自由テーマによる報告と意見交換、etcを基本としています。

　定例会とは別に、関西レベルの集会を開催しています。1997年7月のサパティスタとペルー大使公邸事件を考える集会、10月のメキシコ先住民運動と連帯する国際共同行動の一環としての集会、1998年2月のアクテアル村先住民虐殺事件を考える集会などがそれです。

　メキシコ先住民運動に対する具体的な連帯活動はささやかなものです。メキシコからの要請に応えて、FAXやE-mailでメキシコ政府に要請文や抗議文を送付する行動や、在阪メキシコ領事館への申し入れ行動などを、会員諸個人の自主的参加により行ってきました。1997年夏にスペインで開催された第２回大陸間会議には、グループから２名が参加し、1999年夏にはサパティスタ自治区ラ・レアリダ村の平和市民キャンプに会員が参加しています。

　　興味をお持ちの方は、まずは気軽に定例会におこしください。