メキシコ大統領宛の申し入れ書　（1997年10月8日在大阪メキシコ領事館への申入れ行動）


　　
　メキシコ合州国大統領
　エルネスト・セディージョ・ポンセ・デ・レオン様

　私たちメキシコ先住民運動連帯関西グループは、本状をもって、私たちの心からの要請を貴殿に提出します。
　まず、私たちは、サンアンドレスの合意の実行を要求し、国内の軍事化に反対して、メキシコのサパティスタ、ならびにさまざまな社会・市民組織が展開している闘争に連帯する意志を表明します。
　数週間前、メキシコの全域からやってきた何千人もの先住民が、メキシコの首都に結集し、彼らの正当な要求を口々に叫びました。
　・　サンアンドレスにおける「先住民の権利と文化」に関する合意を実行する
　・　サンアンドレス合意を憲法改正に組み込む
　・　国内のすべての先住民地域で非軍事化を実行し、連邦軍を兵舎に撤退させる
　・　不当に拘束されている政治犯や先住民を釈放する
　・　先住民族を略奪するだけの巨大な経済・観光開発計画を停止する

　貴殿に対して、チアパスのサパティスタ先住民の変わらぬ言葉と権利が投げ掛けられています。彼らの言葉とともに、メキシコのすべての先住民族の言葉もあります。
　歴史を踏まえ、理性に基づき、彼らの言葉に耳を傾けることが貴殿に要請されているのです。
彼らの声を聞き、明確な対応をしてください。

　　　大阪、１９９７年１０月８日

　　　メキシコ先住民運動連帯関西グループ
　　　連絡先：大阪市中央区内本町 1-2-13 ばんらいビル602

ＢＡＣＫ