第２回「人類のため、新自由主義に反対するための大陸間会議」

討議のテーマブロック

1997年8月

テーマブロック−−つまり闘争と経験のグループ分け−−は、以下のように決められており、各分科会に振り分けられます。

（１）人類に敵対する新自由主義経済。経済を越える私たちの生活。

＜１−ａ＞　労働と生産手段：考え方、手にする権利、ストライキ、不安定さ、技術の変化、失業−生産性第一主義、経済的合意、私たちの経済、など・・・

＜１−ｂ＞　尊厳ある生活を創り出す条件：住宅、健康、社会的国家、など・・・

＜１−ｃ＞　市場を越える生活のかたち：やりなおし（reapropiacion）、自主的な組織化の新しい社会運動、など・・・


（２）私たちの世界と彼らの世界

＜２−ａ＞　世界化と新たな不平等：南北、東西の関係、私たちのいろんな世界がすべて容れられるような新しい幾何学；国際的な合意：「唯一の思想」は由由の空間を嫌う；「地球村」における民主主義のうそ；西洋の消費、空腹と貧困の源；戦争の舞台、死の商売；連帯と協力。ＯＮＧ。世界化にはいく
つもの別のかたちがある。

＜２−ｂ＞　民族とアイデンティティー。古くて新しい問題：ナショナリズム；自己決定権；虐げられあるいは排除されてきた先住民族；など。


（３）文化、教育、情報のための闘争

＜３−ａ＞　文化：私たちの世界のそれぞれ、みんなの文化へのかけがえないたった一つの寄与；「グローバル」文化：複数の文化か、諸民族の文化破壊か？；芸術の抵抗と抵抗の芸術；支配の道具としての文化；集団の記憶の回復へ；など・・・

＜３−ｂ＞　教育：創造的な由由への道：生産的資源ではなくよりよい人間たちを作るための教育；教育：制度のための飼い慣らしか、自由の道具か？幼年時代の植民地化；参加と創造の過程としての学習；自由教育の経験；新自由主義文明から忘れられた民族の知恵；など・・・

＜３−ｃ＞　情報：私たちのデータまで独占しようとしている：情報と権力；メディアの集中；テクノロジーと知識；情報のグローバル社会：私たちを置き忘れたパラダイム；情報へのアクセス：社会の二分化の新たなかたち？；など・・・


（４）女性とその闘争。家父長制との闘い。

最終的な内容は、ウィーンの５月１−２日の女性会議の後で私たちの仲間たちが提出します。二つの選択肢があります。女性だけが参加する分科会、テーマはオープンで参加した仲間たちが決めます。他の
いくつかの分科会は、混合のサブ分科会で性に関するテーマを扱います。父権主義に反対する混合分科
会は、必要とみなされたテーマをめぐって女性たちがお互いに議論するために他の分科会のそれぞれに
空間を保証します。


（５）土地とエコロジーのための闘い

＜５−ａ＞　土地と農村世界、問題、農民の絶滅

＜５−ｂ＞　土地の所有と土地のための闘争

＜５−ｃ＞　土地の破壊

＜５−ｄ＞　新しいテクノロジー：世界のエリートのために、プログラミング可能な機械としての自然

＜５−ｅ＞　商売としてのエコロジー

＜５−ｆ＞　消費と有害廃棄物

＜５−ｇ＞　汚染源エネルギーと環境破壊

＜５−ｈ＞　気候変化と砂漠化

＜５−ｉ＞　少数者の資源としての水

＜５−ｊ＞　Especifismo、動物の解放、など・・・


（６）あらゆる形態の排除と周縁化に反対する。

＜６−ａ＞　子どもたちと老人たちの隔離

＜６−ｂ＞　囚人と「罪の責任」のイデオロギーの問題

＜６−ｃ＞　良心の囚人と社会的囚人

＜６−ｄ＞　さまざまなセクシュアリティーの排除

＜６−ｅ＞　病人と障害者につけられた安い値段

　それぞれのテーマは、チアパスで話し合われた大テーマ−−政治、社会、経済、文化、そしてこ
れに性の問題を加える−−を分析の道具にします。


＜闘争のネットワーク＞の明確化と創造のテーマは、すべての分科会に提出されます。
社会における権力の問題と対抗権力としてのネットワーク。
政治を行ういくつもの新しいかたち。
誰と、どんなタイプの闘争や運動とネットワークを作るのか。
それぞれの場所で、地球上のあらゆる場所で、どうやって最も虐げられた人びとを組織するのか。