以下の諸点を考慮した。
（１）
世界全体を深刻な危機が覆い、それはより悪化し、地球の生存、人類を含めそこに居住するすべての存在の生存を危機に曝している。
（２）
現在も進行する破滅的状況の直接の責任を担っているにもかかわらず、上の政治はその解決策を考え、構築する能力を持っていない。
（３）
科学や芸術は、人類の最良のものを取り戻すものである。
（４）
科学や芸術は、より公正で理性的な世界の構築にむけた唯一の手立てであることを示している。
（５）
先住民族、地下の世界で生き、抵抗し、戦っている人々は、何といっても、根本的な知恵、すなわち不利な状況のなかで生き残る知恵を持ち合わせている。
（６）
サパティスタ運動は、生きている時も死んでいるときも、人類に賭け続けている。EZLN第6委員会とサパティスタ支持基盤組織へ
芸術家、制度的に形成あるいは自力でなった科学者、国内外の第6委員会メンバー、全国先住民議会、そして自分が呼ばれている思う全員に、以下の集会開催を呼びかける。
（１）
「人類のための芸術の分かち合い」フェスティバルと分かち合い
2016年7月17〜30日。
芸術活動を実践している人は誰でも参加できる。サパティスタ運動にとって、規範、芸術批評、博物館学、ウィキペディア、その他の人類活動を分類（つまり排除）する専門家の図式とは無関係に、自らの活動を芸術として復権している人は全員芸術家である。
フェスティバルは二つのイベントで構成される。
一つはメキシコ・チアパス州サンクリストバル・デ・ラス・カサスにあるCIDECIである。確認できた参加者数に応じて、設営場所や日程が変更されるかもしれない。これに参加することができるのは、事前に申し込み、招待されたすべての個人、グループ、コレクティボである。登録締め切りは2016年6月15日。活動への登録の電子メールは以下のとおり。
comARTE@ezln.org.mx
もうひとつはチアパス州オベンティックのカラコルで開催される。参加できるのは、芸術表現ができるEZLN支持基盤組織のメンバーだけである。2016年2月から6月まで、芸術的演目の在り方を決定し、最終的に参加者を選出するため、サパティスタの共同体、地域、管区で、サパティスタの老若男女が会合やフェスティバルを開催していく。サパティスタ限定のフェスティバルは2016年7月17日に始まる。
参加する招待・登録の芸術家は、実践する芸術とそれに関する考察を行うことになる。
入場は自由（事前登録が必要）。
（２） 全国先住民議会（CNI）の20年間の闘争と抵抗を祝賀するフェスティバル。
2016年10月12日、チアパス州サンクリストバル・デ・ラス・カサスのCIDECIで開催。前後の日程にで、CNIの決定に基づき、CNIは適切と思われるイベントを実施することになる。CNI祝賀祭典へのオブザーバー参加登録は以下の電子メール。
CNI20aniversario@ezln.org.mx
（３）
サパティスタと人類のための良識の出会い
2016年12月25日から2017年1月4日、チアパス州サンクリストバル・デ・ラス・カサスのCIDECIで開催。
この集会に参加できるのは以下の人たちです。招待された制度的に形成された科学者と自力でなった科学者。さらに参加する科学者に疑問、質問、論争をぶつけたい学生、サパティスタの若者、支持基盤組織のメンバー。参加は自由（事前登録が必要）だが、発言権があるのは、発表者とこの出会いに参加するため各共同体、地区、管区で選出されたサパティスタの若者である。学生の試験はないが、科学者の試験は…。さて、いい質問ができるように。聴衆としての参加登録は以下の電子メール。
conCIENCIAS@ezln.org.mx
さらなる詳細は、近日中にお知らせする。
メキシコ南東部の山中より
副司令モイセス メキシコ、2016年2月
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