我々メキシコの先住民族は、サンアンドレス合意に基づいて我々の権利を憲法で認知することを求める長い戦いを2001年まで展開してきた。しかし、その認知はメキシコ国家の全権力によって裏切られてきた。513年前、上の世界の支配者どもがこの国の最初の諸民族に対して宣告してきた征服、略奪、荒廃という戦争はますます増加し、今日では祖国の破壊や売り渡しが最終目的となっている。

2001年4月28日の先住民問題に関する憲法改正、ならびに食料や文化の基盤である我々の大地、領域の破壊や私有化を促進する一連の法律や政策の実施などが明白に物語っている愚弄や裏切りを契機に、我々諸民族は、先住民族の権利の法的認知をもはや要請せず、諸権利や事実としての自治を実践することを決定した。

EZLNの発表した第６ラカンドン密林宣言は、下の世界にいるすべての人々に反資本主義で左派の勢力を構築するよう呼びかけている。この勢力は、資本主義が仕掛ける荒廃という戦争を抑止するために、新しい全国規模の闘争計画の策定と新憲法の制定にむけて活動することになっている。それゆえ、我々は、諸民族の権威当局や代表者、先住民族国、先住部族、先住民地区、先住民共同体、ならびに先住民組織に対して、第4回先住民全国議会の開催を緊急に呼びかけることに合意した。

第4回先住民全国議会

2006年5月５・６日、メキシコ州オコヨアカック地区サンペドロ・アトラプルコの先住民族ニャニュの共同体で以下の日程で行なわれる。

５月５日
10:00-16:00−代表団、招待者、オブザーバーの登録
17:00 　　　−第４回先住民全国会議開会
19:00 　　　−休会

５月６日
10:00-15:00−以下の問題点の討論
A) 2001年3月、プレペチャ共同体のヌリオで開催された第３回先住民全国議会以降に展開された先住民闘争のバランスシート
B)　先住民族ならびに国全体に対する新自由主義的な資本主義が仕掛ける征服や荒廃という戦争の診断と評価.
15:00-16:00−食事
16:00-19:00−結論、提案、決議と行動

ヌリオ共同体のプレペチャの家にて、2006年４月３日

我々なしのメキシコはいらない！我々先住民族の統合的再編を！
民主主義を！自由を！正義を！

EZLN第６委員会叛乱副司令官マルコス、
先住民全国議会中央・太平洋地域

ミチョアカン州
ヌリオ、シラウエン、オクミチョ、チェラン、ウラピチョ、コマチュエン、ラ・カアンテラのプレペチャ共同体、オストゥラ・ナウァ共同体、プレペチャ・イレタ、エミリアーノ・サパタ共同体成員連合
グアナフアト州
グアチチル・デ・サンイグナシオ・チチメカ共同体、グアナフアト州チチメカ・オトミ地域戦線、グアナフアト州先住民審議会
ハリスコ州
サンセバスティアン・テポナファシュトランと付属村トゥシパン・デ・ボラニョスのウィラリカ共同体、サンタカタリーナ・クエショコマティトラン・ウィラリカ共同体、トシュパン先住民農民共同体組織、アヨティトラン・ナウァ共同体長審議会、アヨティトラン・ナウァ共同体、ミゲル・フェルナンデス社会連帯組合、メスカラ先住民共同体
ドゥランゴ州
バンコ・デ・サンイポリト・ウィシャリカ自治共同体
ゲレロ州
スルハァー抵抗コレクティボ、ラジオ・ニョムンダァー執行委員会
コリマ州
ナウァ共同体スチトゥラン
メキシコ州
ニャニュ共同体サンペドロ・アトラプルコ、アトラプルコ文化審議会、アトラプルコ文化審議会ゴッホヌンデニ