メキシコ全域で展開している「別のキャンペーン」の構成者である下記の署名者たちは、第1回全国労働者集会を呼びかける。集会は、来る４月２９日の土曜日、メキシコ市ウィチアパン地区ラーゴ・プラバ95番地のウニロイヤル労働者全国労働組合事務所で開催する予定である。我々が会合をもつ目的は以下に掲げるものである。

１．　｢別のメーデー｣という運動の中で、メキシコ全域で実施される労働者の国際デーを記念する集会に我々が参加する準備を行なう。

２．　我々の労働組合においてあらゆる形態の組合ボス支配を一掃するために闘争する方針について民主的に議論する。

３． 別のキャンペーン」の枠組みに従って、民主的で階級意識にたって闘争する国際主義的な組織の構築を推進する。それによって、我々は、経営者だけでなく、現在の政府や７月２日に選出される次期政府に対する闘争を対置できる。

４． 労働組合の内部に基盤となる潮流や集団を形成することを通じて闘争を強化する。その目的は我々の組織を企業経営者や新旧の組合ボスといった連中の手から取り戻すことである。

５． 労働者階級の基本原則を取り戻すとともに、国のあり方に関する我々の政治的参加を取り戻す。

６． 自律的で、明白な目的を掲げた闘争を通じて、労働者が社会において果たすべき本当の役割を確立できる闘争の基本方針について議論する。そこでは、政治参加を発展させるために階級の自立が原則となるべきである。

７．　貧しい農民、先住民、民衆セクター、女性、若者だけでなく、わが国を支配している資本主義社会において搾取され抑圧されている人々と、我々の団結を強化する。そうした人々こそ、我々が団結しあえる唯一の同盟者ということができる。

８．　我々の同志の多くが国内各地で展開している多様な戦いを連帯するネットワークで繋いでいく。さらに必要な場合は、ほかの国の労働者との連携も強化する。

この呼びかけは、すべての労働者、そしてこの呼びかけに関心のある人々に対して完全に開かれたものである。しかし、考察を重ね、合意に達するための空間を自由に使えるのは、おもに労働者たちとなる。

敬具

エウスカディ・ゴム会社労働者革命的全国労働組合、ウニロイヤル労働者全国労働組合、ジェネラル・タイヤ労働者全国労働組合の労働者集団、トルネル・ゴム会社の労働者集団、IBMエル・サルト工場の解雇労働者集団、サンルイス・ポトシ労働者の権利防衛連帯戦線、グアダラハラ大学教員組合、IMSS現役・退職者・年金受給者全国単一戦線、第６宣言と労働組合運動コレクティボ、労働者統一センター、社会主義労働党、EZLN

関心のある方は、メキシコ市の電話（5591-0168、5703-2244）、または電子メール（posmex@prodigy.net.mx、agnmex@yahoo.com.mx）で、集会の主催者と連絡してください。

出典―www.enlacezapatista.org..mx、20/3/2006