なかまの皆さん。

１．すでに公表したとおり、2005年6月19日以降、EZLNは反乱領域で全面警戒態勢を宣告した。
この全面警戒態勢がしかれている理由は、CCRI−CG ・EZLNが、反乱戦士部隊、司令官全員、地域や地区の責任者、ならびにEZLN支持基盤組織に協議を呼びかけたからである。この全面警戒態勢は防衛警戒のための措置である。皆さんもよく記憶されているように、1995年2月、EZLNが内部協議を実施していた時、連邦政府軍による襲撃を被ったことがある。この時は、エルネスト・セディージョ・ポンセ・デ・レオン（当時の連邦政府大統領、現在は複数の多国籍企業の雇われ人）とエステバン・モクテスマ・バラガン（当時の内務省大臣、現在はサリナス・プリエゴの雇われ人）による裏切り行為が実行された。

２．内部協議については以下の通りである。
−EZLNの指導部は、12年間にわたる戦争と抵抗の期間、EZLN支持基盤組織、責任者、民兵、反乱戦士たちが示してくれた犠牲、前向きの姿勢、英雄的行為を認知し評価している。我々が行ない、達成できた善きことは、すべてこれらの男女による営みの成果にほかならない。犯してしまった過ちの責任は、すべてサパティスタ指導部のものである。
−CCRI−CG ・EZLNは、組織の現在のバランスシート、現在の国内の状況に関する分析をEZLN構成員に提出している。さらに、我々の運動の最高指導部であるEZLN支持基盤組織に対して、闘争の新しい方針を提案している。とくに、この方針は、これまで獲得したことを多少とも失う恐れがあり、サパティスタの共同体に対する迫害や嫌がらせが増すことを意味するものとなっている。
−それゆえ、内部構成者と話し合う際には、EZLNは1994年１月１日に誓った言葉をいったんメンバーに返している。
現在、すべてのサパティスタは、現在協議されている方針が賛成多数で承認された場合、今後もその方針に基づいてEZLNとともに歩むか否かを決定する道義的自由をもっている。

３．この内部協議が終了したら、我々はその結果について国内外の世論にお知らせすることになる。

民主主義を！自由を！正義を！
メヒコ南東部の山中より、
CCRI−CG ・EZLNを代表して　反乱副司令官マルコス、
メヒコ、2005年6月