第５ラカンドン密林宣言
メヒコ
1998年7月
今日、われわれは宣言する。われわれはここにいる！われわれは抵抗する！
「われわれは死の報復者である。明けの明星が光り輝くかぎり、われわれの系譜は滅び
ることはないだろう」−ポポル・ブフ
仲間の皆さん
苦悩や悲惨はわれわれの家ではない。われわれから奪い、われわれを騙す奴らが、われわれの家をそのようなものにした。死や苦悶はわれわれの大地ではない。戦争はわれわれの道ではない。裏切りはわれわれのものではない。忘却がわれわれの歩む道に入り込む場所はない。空っぽの土地、虚ろな天空はわれわれのものではない。
光と歓喜に満ちた家はわれわれのものである。われわれはそのような家を誕生させ、戦い、育んでいくだろう。生命と希望で満ちた大地はわれわれのものである。尊厳とともに播種され、正義と自由とともに収穫される平和の道はわれわれのものである。われわれを見つめ、われわれと語り合う他の人々との団結はわれわれのものである。決断と確信はわれわれのものであり、歴史はわれわれのものである。われわれの手にあり、われわれの手で満たされた土地はわれわれのものである。天空すべて、それを飛翔する心はわれわれのものである。
恨みを植え付け、傷を洗う場所はわれわれのものではない。物乞いはわれわれの着衣ではない。盗んだり、施しを期待する手はわれわれのものではない。他人が話す声はわれわれのものではない。卑屈な視線はわれわれのものではない。うなだれた頭はわれわれのものではない。破壊する腕、降伏させ、服従させる権力はわれわれのものではない。
尊敬する場所はわれわれのものである。働く者の着衣はわれわれのものである。手助けし、正義を要求する手はわれわれのものである。われわれの声のなかで語り、沈黙する声はわれわれのものである。高みを飛翔する視線はわれわれのものである。正面を見据える頭はわれわれのものである。築き上げ、他人を抱擁する腕はわれわれのものである。 すべてがわれわれのものではない。われわれのものは何もない。破壊し殺害する秩序はわれわれのものではない。人々の意見に従う統治者はわれわれのものである。戦争はわれわれのものではない。平和はわれわれのものである。死を堪え忍び、明けの明星の光を止めようとする抵抗はわれわれのものである。
輝く暗闇、語る沈黙、顔を表す仮面、生きる抵抗であるわれわれは、あなた方である。われわれは、新たな名前を付けられた存在であるあなた方、つねにわれわれであるあなた方である。われわれは、祖国の昔からの根源、祖国の尊厳のある戦い、よりよきものとなろうとする夢を未来とするあなた方である。
われわれが自分として生まれた時以来、民族としてのわれわれの歴史の長い歩みのなかで、われわれメヒコ先住民は、自分たちの権利が愚弄され、自分たちの要求が無視され、自分たちの存在が忘れ去られるのを何度も目のあたりにしてきた。われわれ先住民は、われわれに属するものを求め、何度も反乱を起こし、戦ってきた。 権力者の掌中で徘徊していた死と忘却を嘲笑するため、われわれは言葉を武器とした。われわれの心のなかにおいて、言葉はわれわれが歩ゆませていた正当な道理となった。権力者の道を歩ませていた死と嘘に抵抗するため、今、われわれは沈黙を武器としている。言葉を護り、道理、カと道を見いだすために、われわれは自らの心の内奥に戻っている。そして、われわれは再び成長するだろう。
われわれそのものである抵抗によって、われわれは、われわれを殲滅しようとする多様な企てを失敗させることができた。それとともに弱者に力を与えていった。こうして、尊大な連中の傲慢さは無力なものとなった。
われわれの旗印は、巻かれることも、変わることもない。「すべてをみんなのものに。われわれは何もいらない」という約束は、ずっとわれわれのものである。
過去の歴史をひもとけば、われわれは征服戦争や絶滅戦争に抵抗しつづけた。さまざまな旗印のもと、あらゆる軍隊がわれわれのもとへ攻め込んできた。いろんな政府が、われわれを何世紀も苦しめてきた戦争の後ろ盾をしていた。いつも、尊大な連中による嘘、欺瞞と死が、われわれのもとへ気前よく届けられた。いつも、民主主義、自由、正義はわれわれに不必要なものとされてきた。
しかし、仲間の皆さん、こうしたことに挫けることなく、われわれは抵抗する。
われわれはこの五百年間に造り出されてきた恐るべき戦争機械をよく知っている。われわれ男と女は、それらのあらゆる武器によって傷ついた歴史を肌に刻み付けている。われわれの身体はあらゆる牢獄を体験している。
しかし、われわれは抵抗する。
この戦争がわれわれにもたらした死は少なくない。その時以来われわれの大地で生きている苦悩と苦悶もけっして少なくない。
しかし、われわれは抵抗する。
権力者は、今日、再び、われわれに嘘をついている。今日、再び、われわれを攻撃している。今日、再び、われわれの土地に苦悩と苦悶が広がっている。
しかし、われわれは抵抗する。
われわれは死に抵抗する。われわれは忘却に抵抗する。
言葉と希望がわれわれに続く。サパタはわれわれの歩みのなかで語りつづける。光は誕生しつづける。われわれも・・・沈黙と抵抗を続ける。
１ 沈黙と抵抗
仲間の皆さん
われわれにふさわしい、われわれが必要としている場所を偉大なるメヒコ民族のなかに求める戦いは、民主主義、自由、正義を求めて、すべての人々が展開している偉大な戦いのごく一部分でしかない。しかし、それは基本的で不可欠な部分である。われわれはそのことをよく理解している。権力者がわれわれに認めようとしない権利を獲得するために、われわれはともに協力しながら、あらゆる方法で戦おう。1994年1月1日のわれわれの蜂起開始以降、われわれはこのようにメヒコ人民に何度となく呼び掛けてきた。われわれが出会い、あなた方全員と話しはじめてから、われわれは、われわれが歩んでいくための道としての対話や集会を何度となく強調してきた。4年以上が経過したが、戦争がわれわれの側からやってきたことは一度もない。その時以来、戦争はつねに最高政府のロや歩みからやってきた。嘘、死、悲惨は最高政府の側からやってきた。
あなた方がわれわれに進むよう要求した道を忠実に辿った結果、われわれは権力者と対話し、合意に到達した。その合意は、われわれの大地における平和、メヒコ先住民にとっての正義、国の誠実なすべての男と女にとっての希望の開始を意味するかもしれない。
これらの合意、サンアンドレスの合意［1996年2月16日に調印］は、われわれだけの意志で生み出された成果ではない。ひとりでに生まれたものでもない。サンアンドレスの対話の場にはメヒコのすべてのインデイオ民族の代表がやってきた。対話の場で、インディ
オ民族の言葉が表明され、さまざまな要求が提起された。
教えや道となっているインディオの戦いは輝かしいものだった。インディオ自らの言葉
を語り、心を明らかにした。サンアンドレスとその合意に参加したのはサパティスタだけではない。サパティスタは、国内の先住民族とともに歩み、彼らの背後にいたし、今もそうしている。今と同じように、サンアンドレス合意の時にも、われわれは、ナウァトル、パイパイ、キリワ、クカパ、コチミ、クミアイ、ユマ、セリ、チョンタル、チナンテコ、パメ、チチメカ、オトミー、マサウァ、マトラツィンカ、オクイルテコ、サポテコ、ソルテコ、チャティーノ、パパブコ、ミシュテコ、クイカテコ、トゥリキ、アムスゴ、マサテコ、チョチョ、イシュカテコ、ウァーベ、トラパネコ、トトナカ、テベウァ、ポポルカ、ミヘ、ソケ、ウァステコ、ラカンドン、マヤ、チョル、ツェルタル、ツォツィル、トホラバル、マメ、テコ、イシル、アグアカテコ、モトシントレコ、チコムセルテコ、カンホバル、ハカルテコ、キチェ、カクチケル、ケクチ、ピマ、テぺウァン、タラウマラ、マヨ、ヤキ、カイータ、オパタ、コラ、ウイチョール、プレぺチャ、キカプーという顔、言葉、そして心をもった俸大な歴史小さな部分でしかなかった。
その時以来、われわれの権利の認知を求める戦いで、今も、われわれはすべてのインディオ民族とともに道を歩みつづけている。われわれは、前衛とか指導部ではなく、たんなる構成者として歩んでいる。
われわれは平和的な解決を模索するというわれわれの言葉を実行してきた。
しかし、最高政府は自らの言葉に背き、先住民の権利の認知というわれわれが到達したはずの最初の基本的合意を実行しなかった。
われわれが提案した平和に対して、政府は一貫して戦争を対置してきた。
それ以来、われわれそしてすべてのインディオ民族にする戦争が継続している。
それ以来、嘘が重ねられた。
それ以来、国と世界全体を欺き、平和を装いながら、先住民全体に戦争を仕掛けた。
それ以来、政府の言葉の不履行を忘れさせ、メヒコの大地を支配する裏切りを隠蔽することが企てられた。
２ 戦争に反対するために，別の戦争ではなく、尊厳と沈黙による抵抗そのものを
政府は死と破壊という自らの意志をメヒコと世界全体に明らかにした。しかし、どちらが相手側により多くの死や苦悩をもたらしたかを確かめるため、サパティスタは暴力を行使したり、忌まわしい対抗手段に訴えることはなかった。
政府は、虚ろな言葉を積み重ね、敵対者に対して討論するよう圧力をかけながら、絶えず討論から擦り抜けてきた。しかし、サパティスタは沈黙を戦いの武器としてきた。政府はそのような武器があることを知らず、沈黙という武器に対しては何もできなかった。われわれの沈黙に対して、政府は痛烈な嘘、銃弾、爆撃、殴打を雨あられとぶつけてきた。
1994年1月め戦闘の後、われわれが言葉のなかに武器を見いだした時と同じように、今度はわれわれは沈黙を武器としてきた。政府はあらゆる人に脅迫、死と破壊を提供した。しかし、われわれは他の戦いの方法を習得し、学び、教えることができた。つまり、道理、真実と歴史があれば、たとえ沈黙しても、戦うことができ、勝利できる。
忠誠心を買い取り、信念を挫くために、政府は賄絡をばらまき、経済的援助をするふりをした。しかし、われわれサパティスタは、自らの尊厳に基づき、権力者どもの施しを拒絶した。それによって、自らを防御し、より強靭なものにした城壁を築いた。
政府は腐敗した資金で誘惑し、降伏させ、打ち破るために飢餓を押しつけてきた。しか
し、われわれサパティスタは、われわれの飢餓のなかから活力、われわれの貧困から尊厳
を保ちながら首尾一貫した態度をとれる者の豊かさを創りだした。
沈黙、尊厳と抵抗は、われわれの力強さであり、われわれの最良の武器だった。こうした武器を手に、われわれは、強力だが自らの大義のなかに道理と正義を欠いている敵と戦い、それを打ち破ってきた。われわれの経験、そしてこの大地の最初の居住者であるわれわれの先祖がわれわれに伝承してきた先住民の戦いという栄光に満ちた長い歴史のなかから、われわれはこの武器を再び手にして、われわれの沈黙を兵士に変え、尊厳を光りに変え、そしてわれわれの抵抗を城壁に変えた。
とはいうものの、われわれが沈黙している時間が継続している期間、われわれは国の主要な問題にわれわれの見解や提案を掲げて参画することを行なわなかった。われわれの沈黙に付け込み、権力者は、サパティスタの内部分裂や決裂に関する噂や嘘を創り出し、振りまくことができ、非寛容、非妥協、脆弱さ、路線の揺らぎといった濡れ衣をわれわれに着せようとした。われわれの言葉がなかったために、気力を喪失する者や、われわれの不在に付け込み、われわれの代弁者を気取る者がいた。こうした苦悩にもかかわらず、むしろそれゆえに、われわれが前進をつづけ見つめてきた歩みは偉大なものとなった。
われわれは、もはやわれわれの死者を沈黙させつづけることができないことを知った。
死者たちがわれわれの死者を語り、死者が告発し、死者が叫び、死者が生き返った。もはやわれわれの死者は死ぬことはないだろう。こうしたわれわれの死者はつねにわれわれであり、そして、すべての戦っている者の側にいる。
われわれは、何十人ものわれわれの仲間が、近代的兵器をもっている数千人に対して、手と爪で立ち向かうのを見た。彼らが収監されるのを見た。彼らが尊厳をもって決起し、抵抗する姿を見た。市民社会のメンバーが収監されるのを見た。彼らは、先住民のきわめて近くにいたため、あるいは平和は芸術、教育や尊敬と関係あると信じていたために、収監された。われわれは彼らの様子を見ていた。われわれは、彼らの闘争の心はもう褐色であり、彼らがわれわれの仲間であることを知っている。
われわれは、戦争は轟音とともに上からやってくることを知った。われわれが挑発に応じると考え、われわれの対応を自らの犯罪行為を増大するための論拠に変えるという連中の馬鹿げた行為を見た。政府は戦争をもたらしたが、何の対応もなかった。しかし、連中の犯罪行為は続いていった。われわれの沈黙によって、権力者は丸裸となり、犯罪的な野獣という連中の正体が暴露された。われわれは、われわれの沈黙によって、死と破壊が増大することが回避できたことを知った。連中が「法治国家」と呼んでいる着衣の下に隠していた殺人者の化けの皮は剥がされた。連中が隠れていたベールを引き千切ると、煮え切らない臆病者、儲けのために死をもてあそぶ連中、隣人の血に昇進の手立てを見いだす連中、殺人者に拍手喝采が送られるため人を殺す連中が登場してきた。統治者は自らの最後の欺瞞的な着衣まで脱ぎ捨てた。彼は「戦争は先住民に対するものではない」と喚きながら、先住民を迫害し、投獄し、殺害した。連中の戦争担当者が先住民を殺人の廉で告発していた時、われわれの沈黙を通じて、彼らの殺人行為は告発されていた。
われわれは、権力者が、敵対者を発見できず、降伏させられなかったため、苛立っているのを見た。その挙げ句、権力者は他の者に当たりはじめ、われわれと同じ道を歩んではいないが、独自の旗印を掲げている者、つまり、誠実な先住民の指導者、独立的な社会組識、仲裁者、首尾一貫した非政府組識、国際的監視団、平和を望むすべての市民を打ち据えるようになった。われわれは、これらの仲間たちは打ち据えられたものの、誰も降伏しなかったことを知った。力を減らし、敵を増やそうとして、政府はあらゆる者を殴りつけるのを見た。
われわれは、政府が一体ではなく、政府の統領が誇示している死の天職が満場一致でないことを知った。平和を望み、平和を理解し、平和が必要なことを知り、平和を不可欠のものと考えている人が、政府のなかにもいることを知った。戦争機械の内部で、戦争という道に異議を唱えるために、沈黙しながらも、別の声が語っているのを知った。
われわれは、権力者がこうした言葉を知らず、法案を立法議員に提出したのを知った。
その提案は、この大地のいちばん最初の居住者たちの要求を解決するものではない。平和を遠ざけ、戦争を終決させるという公正な解決に対する希望を裏切るものである。われわれは、権力者が金まみれのテーブルに座り、そこから裏切りを通告し、下の人々が拒否している援助を探そうとしたのを知った。権力者は、拍手、黄金、そして山のなかで話している連中を抹殺せよという指令を金の側から受け取った。金は統治者と自称する連中の耳元で、「死すべき者は死ねばよい。必要なら何千人でもかまわない。そうすれば、この問題は片づく」と言った。
われわれは、連中の提案が、すでに認知されたこと、つまりこの民族の構成員として統治し統治されるというわれわれの権利を実行しないものであることを知った。
われわれは、この提案が、われわれをバラバラに打ち砕き、われわれから歴史を奪い取り、われわれから記憶を消し、サンアンドレスで集団的に作り上げられたすべてのインディオ民族の意志を忘れようとするものであることを知った。この提案が人々の分裂や決裂をもたらし、架け橋を壊し、希望を消すものであることを知った。
われわれは、人々の意志がわれわれの沈黙に加わったのを知った。良心のある人々は、政党のなかにおいて、嘘に対抗する組織だった声や力をあげた。こうして、われわれは、不正を終わらせることができることを知るとともに、権力者がインディオの権利に関する憲法として提示しようとしたものが戦争のための法律でしかなったことを知った。
われわれは、沈黙すれば、われわれは、上からの戦争という騒音だけでなく、下からの声や風をよりはっきりと聞き取ることができることを知った。
われわれは、われわれが沈黙していた期間に、平和への意志と道理が道筋や過程として与えている正統性が政府によって葬り去られたことを知った。われわれの不在の言葉の空隙によって、命令しながら統治する連中の言葉が虚ろで不毛であることが指摘された。われわれの言葉に耳を傾けず、われわれを不信の眼で見ていた他の人たちも、納得した。かくして、通称として付けられていた正義と尊厳のある和平の必要性が多くの人々によって確信されるようになった。
われわれは、他の人々であるこれらの誰もが、われわれと同じように、自己を探求し、平和が実現可能な希望の領域によみがえる他の方法を模索していることを知った。彼らがイニシアティブを構築し、投げ掛けようとしているのを知った。そのイニシアティブが成長しているのを知った。われわれが孤立していないことをわれわれに知らせるために援助物資をもって、彼らがわれわれの共同体にやってきたのを見た。彼らが、デモ行進し、署名し、配置につき、絵を描き、歌い、文章を書きながら、抗議を行ない、われわれの所にやってきたのを見た。彼らが自分たちとの対話、権力者の意志による見せかけだけの対話ではない、真の対話を提起するのを知った。一部の者が、本来もっと覚容であるべき人の不覚容によって誹謗されていることもを知った。
われわれは、以前われわれが知らなかった人々を知った。彼らが平和を求める戦いに加わるのを知った。そして、われわれではなく、厚かましさや無関心を選択できたにもかかわらず、新しい善良な担い手、男や女たちが責任を取り、動員を展開することを選択したことを知った。
沈黙のなかで、われわれは皆を知った。
沈黙のなかで、われわれは、扉を深し、扉を開いた人々に挨拶し、沈黙のなかで、われわれは彼らに対するこの回答を築いた。
われわれは、他の場所に生まれた男や女が平和を求める戦いに結集したことを知った。自分の国から「あなたたちは孤立していない！」という長い架け橋を延ばしている人たちを知った。動員を繰り広げ、「もう、たくさんだ！」を繰り返す人たちを知った。彼らが正義の要求を空想し、それを実行し、歌う者のように行進し、叫ぶ者のように書き、行進する者のように話すのをはじめて知った。これらの小さな存在すべてが、天空で跳ねまわり、われわれの大地までやってくるのを見ていた。ホセが名付けたすべての名前を掲げ、世界中で皆のための場所を望んでいる者たちの顔を携え、彼らはやってきた。
われわれは、別の人々が長い架け橋を渡っているのを見ていた。戦争を監視し告発するため、彼らが、自分の土地から、国境を飛び超え、海を渡って、われわれの土地へ到着するのを見た。われわれが孤立していないことをわれわれに知らせるため、彼らがわれわれの土地に到着するのを見た。彼らがわれわれと同じように迫害され、苦しめられるのを見た。彼らがわれわれと同じように殴打されるのを見ていた。われわれであるかのように、彼らが中傷されるのを見た。われわれと同じように抵抗するのを見た。彼らは追放されたが、止まっているのを知った。彼らが、自分の土地で、自分の目で見たことを話し、自分の耳で聞いたことを示しているのを知った。彼らが戦いつづけているのを知った［1998年5月イタリアの国際人権監視団が強制追放された］。
われわれは、われわれ人民の抵抗は、沈黙していたが、欺瞞と暴力に反対してよリカ強く語っていたことを知った。
われわれは、われわれが、沈黙のなかで自らに語りかけていたことを知った。戦争をもたらしたのは、実際にはわれわれではない。われわれは平和を模索している。われわれは自分の意志を他人に押しつける者ではなく、望んでいる者全員を許容する場である。われわれは、孤立しているのに自分の側に多くの支持者がいるなどと装うことはしない。沈黙の孤独のなかで抵抗している全員である。
われわれは、われわれの沈黙は、戦争を望み、戦争を押しつけている連中を傷つけ消耗させた盾であり剣だったことを知った。われわれの沈黙が、平和と良き政府を装っている権力を何度も転倒させたことを知った。その強力な死の機械が、われわれの抵抗という沈黙の城壁に激突し壊れてしまったことを知った。新たな攻撃がなされるたびに、権力は得るものが少なくなり、失うものが多くなることを知った。われわれは、戦わずして戦っていたことを知った。
そして、われわれは、沈黙していた平和への意志が確認され、表明され、確信されていることを知った。
３ サンアンドレス合意 あらゆる先住民のための国の法律、平和のための法律
先住民に関する国の法律は、国全体のインディオ民族の希望に応えなければならない。
サンアンドレスの対話の場には、サパティスタだけでなく、メヒコの先住民も代表を派遣していた。調印された合意は、サパティスタだけではなく、すべてのインディオ民族とのあいだで取り交わされたものだった。われわれにとっても、何百万もの先住民族やメヒコの非先住民族にとっても、サンアンドレスの合意を実行しない法律は、たんなる見せかけであり、戦争への入口、そして先住民の反乱の前触れでしかない。そうなれば、将来、歴史が、きっと虚偽に対して突きつける請求書を支払うことになるだろう。
先住民の権利と文化に関する憲法改正は、一方的であってはならない。サンアンドレス合意を組み込み、自治、領域性、インディオ民族、規範体系といったインディオ民族の諸要求の基本的概念が認知されるべきである。サンアンドレス合意には、先住民自治と領域の権利が認知されているが、それは共和国上院によって批准された国際労働組織第169号協定に準拠したものである。インディオ民族の権利を共同体レベルに限定し、倭小化しようとする法律の制定は、細分化と分散化を促し、インディオ民族の殲滅を可能にするものである。それでは、平和は保証されない。そして、いちばん最初からいるメヒコ人を民族に包含することも保証できない。先住民のあいだの歴史的・文化的連帯という紐帯を壊そうとする改革は失敗する宿命にあり、不公正そのものであり、歴史の否定である。
サンアンドレス合意のすべてを組み込んではいないものの（われわれが非妥協的でなかったことの何よりの証拠は、われわれが補助者の作業を受け入れ、尊重していることである）、和解和平委員会（COCOPA）の作成した法案は、交渉の過程のなかで誕生した法律の提案である。それゆえ、対話に継続性と存在理由を付与しようとする精神を踏まえており、紛争の平和的解決の道を切り開くことのできる堅固な基盤である。戦争を無効とし、和平を準備するための重要な手掛かりのひとつとなる。いわゆる「COCOPA法案」は、インディオ民族が下のほうから作り出したものを基盤にして作成された。それはひとつの問題を認知するとともに、それを解決するための基盤を築いている。それは民主主義の実践をめざす別の政治のあり方について考慮している。それは和平という国民的要求に答え、社会セクターを結集し、重要な国民的問題のアジェンダに従って前進しつづけることが可能である。
それゆえ、今日、われわれは以下のことを承認することにする。
われわれはCOCOPAが作成した法案を支持し、それが憲法のレベルまで高められることを要求する。
４ 対話と交渉、真実のものであれば可能である
対話と交渉に関し、実現可能で、有効かつ信頼できる道を築けるようにするためには、打破すべき3つの大きな敵がある。われわれはこう主張してきた。その敵とは、仲裁者の不在、戦争、そして合意の不履行である。そして、仲裁の欠如、戦争、約束の不履行は、すべて政府の責任である。
紛争の交歩における仲裁は不可欠のものである。それがなければ、対立する二勢力のあいだの対話が成立するはずがない。戦争を仕掛け、仲裁全国委員会（CONAI）を破壊することで［CONAIは1998年6月上旬に解散］、政府は対話のために存在した唯一の架け橋を破壊した。政府は重要な障害を暴力的に除去したことで、次のような問い掛けの登場を引き起こした。国内での仲裁か、それとも国際的な仲裁か？
仲裁が行なわれ、信頼や信用性が取り戻される時、対話や交渉は適切で実現可能なものとなり、有効性をもつだろう。そうでなければ、対話はたんなる茶番劇であり、われわれはそのようなものに参加するつもりはない。そのような目的で、われわれは対話に臨みはしなかった。われわれは、政治的策略を巡らして時間稼ぎするためではなく、平和的な道を深すために対話に臨んだ。われわれは見せかけの芝居の共犯者にはなれない。
われわれは厚かましくはなれない。われわれの指導部に対する迫害、投獄、殺害を逃れるためだけに、対話する振りをすることはできない。サパティスタの旗印は、われわれの指揮者とともに生まれたものではなく、彼らとともに死ぬこともない。われわれの指導者が殺害され、投獄されても、彼らがもともと首尾一貫していなかったとか、裏切り者であったと、誰も言えないだろう。
自分たちがいちばん強くて、権力をもっていると信じて、われわれは蜂起したり、反乱を起こしたのではない。民主主義、自由、正義を求め、われわれは蜂起した。なぜなら、われわれの側に歴史の道理と尊厳があるからである。それを手にもち、心にもっているなら、われわれの国ですでに一種の「統治スタイル」となっている不公正、裏切り、嘘が存在することに対して、何もせず座視することはできない。
道理は、今までの長い期間、圧倒的で万能と思われてきた愚かさに対する抵抗の武器のひとつだった。われわれサパティスタの存在にかかわらず、正義と尊厳のある平和は、先住民、非先住民を問わず、誠実なメヒコ人が手に入れようと戦いつづける権利である。
５ われわれは抵抗し、前進しつづける
仲間の皆さん
組織に対して繰り広げられた苛烈極まりない攻勢に対して、EZLNは組織として存続することができた。組織の軍事能力を無傷のままに保ち、社会的基盤の裾野を広げ、自ら掲げる要求の正当性を明らかにさせながら、EZLNは政治的に強化されてきた。EZLNの先住民性
は再強化され、インディオ民族の権利を求める戦いの重要な推進者の一員となりつづけている。先住民は全国的な行動の担い手であり、先住民の未来や構想は全国的な議論の一部である。この大地の最初の居住者の言葉は、すでに世論で特別の位置を占めている。先住
民的なものは、もはや観光とか民芸品ではなく、貧困に対する戦い、尊厳を求める戦いである。われわれサパティスタは、他の社会・政治組識、何千もの無党派の人々とを結ぶ架け橋となっている。彼ら全員からわれわれは敬意をもって見られ、われわれも彼ら全員に対して同じように応えた。さらに、われわれは、他の人々と協力して、世界中に架け橋を延ばした。そして、（五大陸の男や女たちとともに）新自由主義に対抗するため平和的な方法で戦い、新しいよりよい世界のために戦いながら抵抗するひとつの大きなネットワークを創出することに貢献した［第１・２回人類のため、新自由主義に反対する大陸問会議が1996年、1997年にメヒコとスペインで開催］。さらに、われわれは、新しい人間と新しい世界を求めて戦う、新鮮で溌剌とした文化運動の誕生にいくぶんなりとも貢献した。
こうしたことは、われわれの支持基盤組織を構成するすべての男と女の同志のおかげである。われわれの戦いの重みの大部分を彼らや彼女たちが担ってきたし、彼らは堅固さ、決断力、英雄主義をもって戦いに臨んできた。また、国全体のインディオ民族、われわれを教え、われわれの声に耳を傾け、われわれと語り合ってきた先住民の仲間たちの支援も重要だった。サパティスタや全国の先住民の掲げる正当な要求が、平和的な動員という道を歩みつづけるうえで、全国の市民社会は基本的要素となってきた。国際的な市民社会は感受性に富み、注意深く耳目をそばだて、要求に対する回答がさらなる死者や囚人を生み出さないようにした。独立的な政治・社会組識はわれわれを仲間として受け入れ、それによってわれわれの抵抗は活力で満ちたものとなった。これらすべてが、戦争に抵抗するため、誰も戦争をしないようにするため、われわれを支援した。
今日、われわれの内部、そしてわれわれの傍らを歩んでいるすべての人々とともに、われわれは宣言する。
われわれはここにいる！われわれは抵抗する！
われわれが苦しんでいる戦争、われわれの側の死者や囚人があるにもかかわらず、われわれサパティスタは、われわれが戦ってきた理由、メヒコにおける民主主義、自由、正義を求める戦いの主要な旗印が何であるかを忘れてはいない。それは、インディオ民族の権利の認知という旗印である。
われわれの蜂起の最初の日以来、われわれが行なってきた約束に基づき、われわれは、メヒコ合衆国憲法改正によって先住民の権利を認知するという要求を、われわれの直面する苦しみ、われわれの抱える問題、われわれの困難な課題を超える最優先のものとして、掲げることにしたい。つまり、憲法改正により、自らに帰属するもの、つまり、土地、住宅、仕事、食物、医療、教育、民主主義、正義、自由、民族独立、尊厳のある和平を求める戦いが尊重され、こうした可能性がすべての人に保障されるようにする。
６ インディオ民族、市民社会、国会の時がきた
仲間の皆さん
耳障りな騒音をたてながら、戦争は死と破壊をずっと語ってきた。
政府とその犯罪的な仮面を被った者たちはずっと語ってきた。
われわれが数世紀にわたって担ってきた沈黙という武器が、言葉のなかで再び開花する時がきた。平和を語る時がきた。生命の言葉の時がきた。
つまり、今、われわれの時がきた。
われわれは、われわれメヒコ民族の尊厳にみちた根源である先住民の心をもって、政府の戦争からやってくる死者の声に対して全霊をもって耳を傾けてきた。そして今、われわれはメヒコの人民、そして地球上のすべての男と女に呼び掛けたい。自由、民主主義、正義を求める戦いの現段階において、この宣言を通じて、皆さんの歩みと力をわれわれのものと統合させよう。
第５ラカンドン密林宣言
この宣言で、われわれはすべての誠実な男と女に次の目的で戦うことを呼び掛ける。
インディオ民族の権利の認知を求め、絶滅戦争を停止させよう。
インディオ民族を抜きに、民主主義への移行、国家改革、そして国のアジェンダとなっている主要な問題の真の解決は不可能である。よりよい新しい国は、先住民を必要とし、彼らによって可能となる。彼らを抜きに、民族としてはいかなる未来もありえない。
今こそ、メヒコ全域のインディオ民族の時である。
われわれはインディオ民族に呼び掛ける。団結して、歴史、道理と真実がわれわれに与えた権利を求めて戦いつづけよう。われわれはインディオ民族の皆さんに呼び掛ける。戦いと抵抗の遺産を受け継ぎながら、われわれは協力して全国規模の動員を繰り広げよう。そして、市民による平和的方法によって、われわれの自身の手で、われわれが民族の根源であり、民族の尊厳ある基盤であること、そして現在の戦いの担い手、包括的な未来を意味することをすべての人々に知らせよう。皆さんに呼び掛ける。すべてのメヒコ人の傍らで尊敬される場を勝ちとるために、われわれはともに戦おう。皆さんに呼び掛ける。われわれは協力してわれわれが全員のための民主主義、自由、正義を望んでいることを示そう。皆さんに呼び掛ける。われわれ民族の尊厳ある構成員として認知されるよう要求しよう。われわれは皆さんに呼び掛ける。われわれは協力して権力者がすべての人々に行なっている戦争を食い止めよう。
今こそ、国内の市民社会、そして独立的な政治･社会組織の時である。
農民、工場労働者、教師、学生、専門職業者、首尾一貫した宗教者、報道関係者、低所得都市住民、小規模商人、債務者、芸術家、知識人、障害者、反対派、男性同性愛者、レスビアン、男、女、こども、若者、老人、労働組合、協同組合、農民集団、政治組織、社会組織の時である。われわれは皆さんに呼び掛ける。インディオ民族やわれわれと協力して、戦争に反対して戦おう。先住民の権利の認知、民主主義への移行、人民を利用するのではなく人民の役に立つ経済モデル、寛容で包括的な社会、違っていることの尊重、正義と尊厳のある平和が全員のものとなる新しい国を求めて戦おう。
今こそ、連邦議会の時である。
民主主義を求める長い戦いが反対派政党を先頭にして展開された結果、新しい勢力関係が上下両院において生まれた。それにより、大統領専決体制に特有の独断専行を阻止し、連邦における諸権力の真の分立、独立へと向かう展望が開かれた。上下両院の新しい政治的構成によって、立法作業を尊厳のあるものにする挑戦、上下両院を歴代大統領ではなくメヒコ民族に奉仕する空間に転換する展望、連邦の上下両院議員に認められている集団的名称に付けられた「名誉ある」という形容詞を現実のものにする希望が提起された。われわれは、全登録政党の共和国上下両院義員、ならびに独立派の国会議員に呼び掛ける。すべてのメヒコ人のために法律を制定してほしい。人民の意志に従って、統治してほしい。平和を支持し、戦争反対の立場を明らかにして、自らの任務を遂行してほしい。権力の分立を実効性のあるものとするためにも、メヒコの先住民の居住地で展開されている絶滅戦争を停止するよう、連邦執行権力に要求してほしい。憲法によって国会議員に授けられている特権を全面的に尊重し、メヒコ人民の声に耳を傾け、法律制定という局面で皆さんを律しているものが憲法となるようにしてほしい。COCOPAという法律制定の委員会が和平の過程における補助者の仕事を効果的かつ実効的に実行できるよう、国会議員はCOCOPAを確信をもって全面的に支持してほしい。インディオ民族の権利の全面的認知を要求している歴史的な呼び掛けに応えてほしい。われわれの国が尊厳のある国際的なイメージをもてるよう貢献してほしい。特定の者に従属し奉仕することを止め、すべての人々の意志に従い、奉仕する義務を遂行する議会として、国の歴史に加わってほしい。
今こそ、COCOPAの時である。
戦争を阻止し、執行権力が実行を拒否していることを実行し、正義と尊厳のある和平への希望を切り開き、すべてのメヒコ人の平和的な共生のための条件を創りだすことは、この委員会の手の中、その権限のなかにある。チアパスにおける対話と交渉のために制定された法律を忠実に実行する時である。人々がこの委員会に託した信頼に応える時である。サンアンドレスの対話テーブルに集ったのは、インディオ民族だけではない。約束された言葉の実行、戦争の停止、必要な平和を要求しているすべての人民である。
今こそ、すべての人にとっての民主主義、自由、正義へと至る一歩として、インディオ民族の権利を求めて戦う時である。
われわれは、先住民の権利の認知と絶滅戦争の停止を求める戦いをこの第５ラカンドン密林宣言で呼び掛けている。その戦いの一環として、「すべてをみんなのために、われわれは何もいらない」という原則を確認しつつ、EZLNは、次の協議をわれわれ自身の手でメヒコ全域で実施することを通知する。
COCOPAの先住民法案と絶滅戦争の停止に開する全国協議
そのために、われわれは、COCOPAの法案［1996年11月29日に提示］に関する全国的協議を国内の全行政地区で実施することを提案する。その場で、すべてのメヒコ人の男と女がこの法案に関する意見を表明できるようにする。EZLNは、国全域の各行政地区に独自の代表団を派遣し、COCOPAの法案の内容について説明し、全国協議の実施に参加していきたい。そのために、EZLNは、この呼び掛けが表現する内容をよく知ってもらうため、国内の市民社会や政治・社会組織にむけて、適切な時機に公的な場で語るだろう。
われわれは呼び掛ける。
メヒコ全域のインディオ民族は、サパティスタとともに、動員を行ない、示威行動を展開し、インディオ民族の権利を憲法で認知するよう、要求してほしい。
先住民全国議会（CNI）の仲間の皆さんは、サパティスタとともに、COCOPAの法案に関するメヒコのすべての男と女と協議するという任務に参加してほしい。
工場労働者、農民、教師、学生、主婦、低所得都市住民、小規模土地所有者、小規模商人・経営者、年金受給者、障害者、宗教者、若者、女性、老人、男性同性愛者、レスビアン、少年と少女は、正義と尊厳のある平和にむけさらに前進するため、個人、または集団として、サパティスタとともに、この協議の情宣、支援、実施に直接参加してほしい。
科学者、芸術家、知識人のグループは、サパティスタとともに、国全域で協議を組識化する任務を担ってほしい。
社会、政治組織は、サパティスタとともに、協議の実施の面で活動してほしい。
人民の大義を実行する意志のある誠実な政党は、全国協議の実施に必要となるあらゆる支援を提供してほしい。そのために、EZLNは、メヒコの諸政党の全国指導部にむけて、適切な時機に公的な場で語るだろう。
国会は、人民のために法律を制定するという任務を全うし、協議の実施を支援することで、戦争ではなく、平和に貢献してほしい。そのために、EZLNは、上下両院の議員集団の調整者や独立的な議員にむけて、適切な時機に公的な場で語るだろう。
COCOPAは、和平のプロセスの補助者としての活動を展開し、その法案に関する協議の実施にむけて道を平らにするよう努めてほしい。そのために、EZLNは、COCOPAの構成員の議員にむけて、適切な時機に公的な場で語るだろう。
７ 平和のための言葉を語る時がきた
仲間の皆さん
権力者の戦争が声高に語る時は過ぎた。われわれは連中にこれ以上話させはしない。
平和、われわれが享受するにふさわしく、われわれ全員が必要とする平和、つまり正義と尊厳のある平和が語る時がきた。
今日、1998年7月19日、EZLNはこの第５ラカンドン密林宣言を承認する。われわれは、皆さん全員がこの宣言を知り、宣言を情宣し、宣言が求める努力や任務を担ってくださるよう呼び掛ける。
民主主義を！自由を！正義を！
メヒコ南東部の山中から
CCRI-CG・EZLN
メヒコ、1998年7月
出典 Perfil Politico de La Jornada 1998/7/21
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