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メヒコ人民へ。全世界の人民へ。 仲間の皆さん。 数ヶ月前から、我々はメヒコ・スペイン両政府の同盟や合意を告発してきた。それは、我々の国に居住するバスク市民の強制退去と引き換えに、メヒコの先住民の闘争を弾圧するという目的をもったものである。1997年12月のチアパス州のアクテアル虐殺、そして1990年代末のメヒコ政府によるバスク市民の不法かつ違法な強制送還は、権力の側が推進しているグローバリゼーションのモデルを確固としたものにした。 フォックス氏の自称「変化の政府」も、スペイン国での犯罪事件で告発されているバスク人を恣意的に逮捕し、強制追放するという、きわめて破廉恥な同盟関係を継続している。強制送還されたバスク人は、最初にメヒコの警察に、そしてスペインに到着すると治安警察に拷問された。そのことは、ホセ・ミゲル・エトシェアンディア・メアベ氏の事件で、はっきりとした記録が残っている〔1995年ビスカヤ地方で起きた襲撃事件に参加したとして告発され、1996年にメヒコに避難、パスポートは今年６月で失効。7月4日に逮捕、即日、不法滞在者として送還。現在は保釈中〕。いわゆる人権擁護の「名士」バルタサール・ガルソン氏は、この件に関しては、一言も発言していない。また、現在、メヒコ市で拘束されているレンソ・ジョナ・オラルデ氏の事件は〔2003年4月26日サカテカス市で逮捕〕、恣意性の極みとしか言いようがない。というのも、彼自身がイベリア半島にいなかった時期に犯された犯罪で告発されているからである〔1980年に他の24名のバスク人とともにメヒコに政治亡命〕。しかも、彼はメヒコの国籍を有している。 数日前、数名のバスク市民が、メヒコ警察の手によって逮捕され、失踪した。その後、バスクの政治軍事組織ETAに協力していたという告発とともに公の場に現れた〔このドノスティ作戦で、ETAのマネーロンダリングに関与したとして、6名のバスク人と3名のメヒコ人が逮捕〕。メヒコとスペインの両政府がこの不当逮捕のために申し立てた証拠は、イラクに対する攻撃を正当化するためにブッシュやブレアによって提出されたものと同じ程度の確かさしか有していない。つまり、偽りの証拠なのです。 この逮捕や強制退去とほぼ並行する形で、メヒコ南東部のチアパス州では、準軍事組織の活動がいっそう活発化した。特にチアパス高地のチェナロォ、パンテロォ、カンクック地区では、準軍事組織は熱狂状況にあり、一触即発の襲撃計画が噂されている。準軍事組織は、次の攻撃の優先的目標として、サンペドロ・ポロォにある避難民のキャンプ、いわゆる「第8キャンプ」とアクテアルを挙げていた。数日前の夜、酔っ払うために会合を開き、彼らは勇敢さを誇示するため、空に向かって同時に発砲した。この地区に配備されている軍や州警察の駐屯所は、堅固に閉鎖されていた。それは、「我々は何も聴こえなかった」と申し立てるためだったのは確実である。 こうして、「雰囲気」は、チアパスのチェナロォ地区アクテアルで虐殺事件が起きる前の数日間の状況と極めてよく似ている。この事件では、45名の男女や子供たちが準軍事組織によって残酷なかたちで殺害された。EZLNは、これらの準軍事組織のボスに対して、今度は免責されることがないという警告を発した。 我々は、メヒコ、ならびに世界の市民社会に呼びかける。チアパス高地の大地を無辜の民の血で染めることになる新たに脅迫しているこの共謀を止めるようにメヒコとスペインの両政府に対して要求してください。
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