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メヒコ人民へ、全世界の人民へ 仲間の皆さんへ、 以下、我々の言葉を述べます。
２．我々の国では、メヒコの政治階層（登録された全政党、ならびに国の三権を含む）が、何百万のメヒコ人、何万もの他国の人々の期待を裏切った。メヒコのインディオ民族の権利と文化が憲法で認知されるのを目の当たりにしたいと彼らは望んでいた。ほんの少し前、現実を完全に無視し、メヒコの政治家連中は、物笑いの種になることに関しては卓越した能力を有していることを見事に暴露することになった。連中は、メヒコの歴史のなかでもっとも滑稽な選挙キャンペーンを繰り広げた。去る2003年7月6日の選挙の高い棄権率（約60％）は、政治家連中が理解しようとしない人々の反応にほかならない。 ３．こうした事態に対して、EZLNは、メヒコ連邦政府や諸政党といかなる接触も全面的に停止することを決定した。さらに、サパティスタ人民は闘争の主要な形態として抵抗を展開することを批准した。今年の1月1日、チアパス州サンクリストバル・デ・ラス・カサス市で、CCRI・CG−EZLNの構成員によって明らかにされた各コミュニケで、我々サパティスタは、再度、自らの叛乱者としての特性を確認し、メヒコの政治家連中の愚かさと無分別に対抗するため、いわゆる「先住民の権利と文化に関するサンアンドレス合意」（1996年2月16日、連邦政府とEZLNによって署名され、いわゆる「COCOPA法案」が具体化されていた合意）が叛乱者の領域に適用されるだろうと通告していた。 ４．この機会に、我々サパティスタは、メヒコと全世界の人民の正当な闘争との連帯を表明するという我々の権利を今一度確認しておきたい。我々にメヒコの先住民問題だけに限定するよう要求する連中の意向など、我々は受け入れない。バスク民族の政治闘争、アルゼンチンの叛乱、ベネズエラの主権、イラクの人民、そして金の権力に対して叛乱し、抵抗しているすべての闘争を我々は支援する。そのことを我々は世界に向けて表明してきた。メヒコにおいては、国内のあらゆる場所で抵抗している仲間、おもに先住民の仲間たちを支援することを表明してきた。 ５．この数ヶ月間、EZLNとして組織されているサパティスタの叛乱する先住民族は、組織内部における機能や国内外の市民社会との関係のあり方に関する一連の変革を準備してきた。だから、それを公表する準備ができている。 ６．この変革を公表し説明するため、30のサパティスタ自治地区は、叛乱副司令官マルコスがEZLN広報官としての責務とともに、一時的に自治地区の広報官としての役割を果たすよう、CCRI・CG−EZLNに要請した。この要請に基づいて、今日から数日間は、CCRI・CG−CGEZLN、ならびにサパティスタ叛乱自治区を代表した叛乱副司令官マルコスの署名がある書簡が公表されるだろう。 ７．サパティスタ叛乱自治地区との協同計画や通信のやり取りなどの関係を継続しているメヒコと全世界の仲間の皆さん、そして権力のグローバリゼーションに対抗するための様々な国際的な取り組みの場で、我々の発言や参加を要請するため、EZLNに連絡されてきたメヒコと全世界の人々に対して、我々はさらなる理解と忍耐を要請したいと考えている。なぜなら、これらの変革が明らかにされず、機能しない段階では、我々はそれに適切な対応を取れないからである。
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