サパティスタ日々の出来事2008年2月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

1	アクテアル事件の犠牲者家族、政府とは一切協定などを結ぶことはないと表明。ベテル・ヨチプでサパティスタ支持の親子2名が不当拘束、エル・アマーテ刑務所の収監者、所長の更迭を要求。 OPDDICの創設指導者チュリンなどメンバー7名を釈放。
2	モレリアのJBG、1月13日、サンタロサリオ(コミタン地区)のサパティスタ支持者の交通事故死は土地問題に関連した意図的な殺害と指摘、コミタン地区で1月22日に拘束されたサパティスタ支持者3名が1月28日釈放。 10カ国のメンバーで構成のCCIODH、第6次チアパスの人権侵害調査のため到着。
3	海岸部地域自治協議会、2月4日のトナラ地区でのデモ行進のよびかけ。オベンティックのJBG、サンアントニオ（テネハパ地区）のPRI派によるサパティスタに対する嫌がらせ告発。
4	スペインの労組総同盟のチアパス連帯委員会、クルエブラにおける嫌がらせ告発。人権組織、ゲレロ州では14ヶ月で107名の失踪者、16名誘拐、391名殺害と告発。
5	モレリアのJBG、当局による一連の弾圧を告発。 1月31日のV・カランサの反NAFTA行動で発言した教員エルナンデス・ユエナ拘束、首都まで移送。
6	ポロォの1区の193家族が政府の援助（oportunidad）を受け取る。フラビオ・ソーサ（APPOの指導者）、釈放を要求してハンスト開始。
7	オアハカ市で教員約8千人がデモ、ベニート・フアレス・オアハカ自治大学を占拠。
8	モレリアのJBG、プラジャ・デ・カタサハで拘束された２人のツェルタル、証拠不十分で釈放、明白な拷問の跡と告発。 CAPISE、民主主義の伴う平和グループ、チアパスの軍事化進展を危惧する声明発表。
9	CCIODH、チアパス州における第6次調査終了、進駐している軍の撤退、アクテアル事件調査特別検察庁の設置を一定の前進と評価するなどの仮報告発表。ラジオ・サポーテ、11日－15日、サパティスタ共同体支持のための映画会。カフェ・デ・ラ・セルバに対する不買運動の呼びかけ。フチタンのラ・ベントサでの風力発電事業に対する抗議行動。
10	共同体防衛ネットワーク、サパティスタ共同体への一連の攻撃を告発。 CDI、ポロォ地区の援助はサパティスタ支持者の分断目的でないと表明。 CCIODH、オアハカ州の人権侵害の調査開始。知識人・人権活動家、サンペドロ・ヨソタトゥ(オアハカ州)当局によるロペス・バルセナス（ミステカ弁護士）指揮の武装集団という虚偽ニュースを批判。アユートラ・デ・ロス・リブレスでトラパネカ先住民運動組織の指導者殺害。
11	2007年８月、土地改革省、モンテス・アスレスの3万6千haを自然保護地区として環境省に譲渡したことにより、ツォツィル系のサングレゴリオ、ツェルタル系のサンアントニオ・ミラマール、チョル系のヌエボ・ビジャフローレスなど8つの集落が強制排除対象になっているとの指摘。 OPDDIC、メンバー7名が釈放されたことを公表。ハリスコ州トゥアプリエの先住民族ウィチョール、道路建設に反対して座り込み開始。
12	2003年からエル・アマーテ刑務所収監のチャムーラのカテキスタ、サカリオ・エルナンデス、ハンスト開始。ギリシアのサパティスタ支援組織、クルエブラにおける迫害を告発。
13	CAPISE、米国とヨーロッパでの広報活動を開始。サンクリストバル市の関係者、先住民の子どもの労働を都市の美観を損なうとして妨害しているという告発。ハリスコ州トゥアプリエの先住民族ウィチョール、道路建設による共同体破壊を告発
14	シナカンタンで州政府とＣＤＩの4億8千万ペソの先住民共同体支援協定締結式。殺人で拘束された先住民、エル・アマーテ刑務所でハンスト開始。 APPO指導者フラビオ・ソーサ、ハンスト終了。先住民族トゥリキのサンフアン・コパラ自治当局、PRI、MULT、UBISORTなどが自治破壊目的で介入と告発。 CCIODH、オアハカ州での調査終了、首都での調査開始。
15	サパティスタ共同体に連帯する国際行動(－16日)。反拷問世界組織、2月５日に不当拘束されたエルナンデス・ユエナの調査を要請。アクテアル虐殺参加の2名、26年刑と約80万ペソの賠償金支払いの判決も上告。
16	サンペドロ・ヨソサトゥ当局、州政府やカシケの迫害を改めて告発。スペイン、ドイツ、アルゼンチン、コスタリカなどでサンアンドレス合意締結12周年にちなみ、サパティスタに対する弾圧抗議集会。ブラジルのマット・グロッソ州の先住民族グアラニー殺害(2007年度81名)に反対するキャンペーン。
17	チアパス州の先住民共同体教育計画に登録の1300名の農村教師(700共同体)、今年の1ヵ月半の給料未払いと告発。
18	CCIODH、メキシコの人権状況は危機的状況と指摘、70名以上の政治囚の存在確認。ウニオン・カレラ(アリアガ地区)の住民、連邦道路建設にともなう土地略奪を告発。
19	約1万人のサンクリストバル司教区カトリック教徒、反TLCANデモで拘束されたチャムーラの4名とチョルの2名の釈放などを要求してデモ行進。社会開発省、チアパス州の極貧レベル比率は25年前の65％から47％へ減少と発表。 CNI、ハリスコ州のウィチョール支援の緊急キャンペーンの呼びかけ。
20	トラチノリャン人権センター、ゲレロ州の軍による人権侵害黒書を発表。
21	ボロン・アハウで、報道関係者1名と州警官５名が一時的に拘束。 ENAHで｢メキシコにおける女性と制度的暴力、免責｣フォーラムテオピスカの13共同体、連邦電力庁の電気切断などの嫌がらせ停止を州政府に要請。アクテアル虐殺に関するレポートOtra palablaに関するアギラール・カミンのコメントにロサルバ・エルナンデス反論。 2007年4月からメキシコ市のプエブラ州事務所前で座り込みをしているウアシュカラエカの先住民に対する強制排除脅迫を告発。
22	ラス・アベーハス、闘争中の共同体に連帯表明、チャムーラのカテキスタ、アテンコの拘束者釈放要求、ラカンドン密林の軍事化批判、PEMEX民営化やNAFTA批判。農地改革省とチアパス州政府、州内における農地問題15件解決にむけて合意。
23	JBG、ボロン・アハウに州警察5名とカメラマン1名の進入を告発、強制排除の予行演習と批判。報道カメラマンはCISENの要因という指摘ラカンドン密林領域と自然資源保護に関する先住民農民組織・共同体集会のベタニアで開催（23－25日）、約100の共同体から男性約800人、女性200人参加。サンミゲル・デ・ロス・アルトス（アマテナンゴ地区）、電気代支払停止を宣言。
24	アクテアル虐殺に関するアギラール・カミンの再反論にロサルバ・エルナンデス反論。全国人権委員会、チアパス州におけるグアテマラ人労働者の労働条件の劣悪さを指摘。
25	ベタニアでの集会に政府軍伍長がスパイで潜り込み、撮影中に拘束。チアパス高地を訪問したナウァ、トゥリキ、ミシュテカ(オアハカ州とプエブラ州)のエル・アマーテ刑務所で、カテキスタなどの釈放を求め、15名がハンスト開始巡礼団、ウィテペックや12月24日に対する迫害を告発。チアパス州政府、ボロン・アハウでの事件に関するJBGの声明を否定。ベラクルス州検察庁、兵士の先住民女性アセンシオン・ロドリゲス殺害検証終了宣言。アギラール・カミン、エルナンデスに再々反論。
27	セルバ・エヒード連合、サパティスタの｢12月24日｣に対する追い出しに対するカフェ・ラ・セルバに対するボイコット・キャンペーンによる損害20万ペソとして、司教の仲裁による対話を要請。タンピコで環境破壊の開発計画に反対の別のキャンペーンの住民運動指導者拘束。
28	モンテ・リバノとタニ・ペルラス（オコシンゴ地区）でOPDDICのメンバー２千人の離脱式、CNCに加盟。
29	ラス・マルガリータスのCIOAC、ラ・レアリダーのJBGと輸送問題の協議を要請。モレリアのJBG、ビセンテ・ゲレロ自治区のナンセの土地占拠の「４月21日」をOPDDICが連日攻撃と告発。ウィシュタンの住民約１千人、電気代高騰に抗議しデモ行進。