サパティスタ日々の出来事2006年5月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

1	｢別のメーデー｣、米国大使館前からソカロ広場（３万前後）。ボリビア政府、天然ガス国有化宣言。
2	ポリテクニコ工科大学、UNAM、メトロポリタン大学で集会。ミルパ・アルタ共同体成員、EZLNに書簡。チアパス州のPAN、セバドゥアを知事候補として擁立を検討。
3	テスココ市当局、花売り露天商の立退きに抗議し構想を求め篭城の住民50人を強制排除。アテンコの土地防衛人民戦線(FPGT)は警官増派阻止のため道路封鎖、この衝突で、催涙弾直撃により少年1名死亡、１名脳死状態、逮捕者は100名以上。テピート地区、三文化広場で集会、アテンコ襲撃に対して警戒態勢発令、｢別のキャンペーン｣一時中断を通告、チアパスの５つのカラコルも閉鎖。｢別のキャンペーン｣を取材中の外国人５名、強制国外退去。フォックス大統領、少量麻薬所持合法法案に拒否権発動。
4	EZLN、アテンコの逮捕者全員釈放までメキシコ市に留まる方針発表。早朝、3500名の市・州警察、連邦予防警察がアテンコを家宅捜査、100人以上拘束。アテンコ襲撃に対して、国内各地で道路封鎖などの抗議行動。オアハカ州サンブラス・アテンパ民衆自治審議会のファウスティノ・アセベド殺害。豪雨でトゥサンタン地区の集落危険状態。元PRDのセベドゥア、ヌエバ・アリアンアのチアパス州知事候補。
5	｢別のキャンペーン｣、チャピンゴ大学からアテンゴへ移動、約1500名アテンコ連帯支援集会。サンペドロ・アトラプルコで第四回先住民全国議会開催（－6日）、ゼロ代表はメッセージ。
6	サンクリストバル市でアテンコ襲撃に対する抗議集会。サンクリストバル市で社会主義を目指す闘争全国戦線(FNLS)結成集会。
8	4月3日以降、露天商締め出しに抗議、ボチル役場を占拠していたSOCAM、CIOACの80名逮捕。 OPEZ、タパチュラ市役所占拠。
9	テレビサ2チャンネルでマルコスのインタビュー、大統領選はロペス・オブラドール勝利推測。ラ・ホルナーダ紙(－11)にマルコスのインタビュー。
10	当局、イグナシオ・デル・バジェら28名を誘拐・道交法など違反で起訴、144名は保釈金（2.4万ペソ）つき釈放の方針、収監者はハンスト継続、FPDTの組織化再開。人権組織プロ・センター、アテンコ襲撃に関する報告発表、3名の州警察のインタビュー公表、武器携帯、少年殺害は州警察の発射であることを告白。マルコス、CNNスペイン語版のインタビューを受ける。エスクィントラ役場占拠の600名強制排除。
11	フォックス大統領、ウィーンでアテンコでの対応を正当化、トルーカ刑務所の16名釈放。
12	大統領官邸前で抗議集会、「全員釈放か、我々全員が収監か」７千人参加。拘束されていたボチルの住民80名、条件付きで釈放。
13	UNAMチェ・ゲバラ講堂の第2回全国反警察弾圧集会でアテンコ政治犯釈放を全国課題と提起。アテンコ逮捕者弁護士、逮捕された女性47名中30名が性的暴行、男性一人も性的暴行と告発。
14	マルコス、アテンコ事件逮捕者の即時釈放を求める運動を要請。
15	森林火災で収監されていたチリの先住民族マプーチェのハンスト停止。トゥストラ代理市長にPRI派就任。
16	モイセス、アテンコ弾圧抗議する18日と29日の国際行動を提起。カサ・デ・テアトロで集会。ミレニア紙、4月30日集会でマルコスによるポニアトフスカに対する入場禁止発言報道。モトシントラ住民道路封鎖、14名逮捕、ソコヌスコ地域被災者委員会、内務省でハンスト開始。トゥリニタリア住民、公約実行を求め役場占拠。 PANチアパス州知事候補にフランシスコ・ロハス。
17	死亡した少年は、70センチの至近距離から発砲されたことが判明。映画関係者、国外退去させられた映画作家志望のチリ女性の再入国を要請。サラサール知事、ハリケーン被害者の道路封鎖を認めない方針表明。元チアパス州経済局長、公金流用で逮捕。
18	ボチルで拘束されたままの40名の釈放を求め抗議行動。 CAPISE、殺人の容疑で25年の判決を受けたサパティスタ２名の裁判の不当性を指摘。
19	マチェーテをもってメキシコ市に入ろうとしたアテンコ住民を市警が阻止。 22か国でアテンコ事件に対する抗議行動。
20	UNAMのチェ・ゲバラ講堂で｢別のキャンペーン｣支持学生集会開催。メロル・ホロバルの活動家の自宅が荒される。
21	豪雨でタパチュラ地区の68戸が崩壊、ウイシュトラの臨時架橋が流失。
22	「恐怖を抱かない女性たち」の集会、弁護団、28名中25名は完全に無実と表明。タパチュラの16地区の住民、ハリケーン復旧事業の遅れに抗議し役場に座り込み。テナンゴ(オコシンゴ地区)で、PRI、PRD両派が、女性や病人の土地を横取りで衝突。
23	アテンコのPRD派首長、マスコミや外部者の退去を要請。ペタルシンゴ役場でティラの｢平和と正義｣ボスによる当局者指名に抗議する座り込み。チャクトフ(シナカンタン地区)のPRD当局、役職拒否のPRI派住民に８千ペソの罰金。
24	弁護団、FPDTのメンバーを州刑務所に移送するよう要求。人権組織、ナチヒPRD派当局、サコン・パトシルのサパティスタ８家族水源利用を禁止と告発。
25	モイセス、28日の国際行動を再確認。コロンビア大統領にウリベ再選(62％)、第二位に左派ガビリア(22％)
26	モイセス、スペインのラ・ガリーガの集会に挨拶を送る。アルゼンチン北部の先住民族トバ、マコビアス、ウィタ、先住民の領域権を求めて道路封鎖。
27	カカオアタンのレヒドール、増水の川で水死。
28	アテンコ事件に対する国際規模の抗議集会。メキシコ市でもデモ行進。
29	｢別のキャンペーン｣支持者の全国会議、7月2日の全国行動を提起。
30	マルコス、全国会議での方針補足説明。人権監視国際国際市民委員会（CCIODH）の調査開始。恐怖を抱かない女性たち、ハンストの27名の健康状態を危惧。オアハカ州の先住民族トゥリケでの衝突で死者続出。
31	当局、CCIODHによるアテンコ事件で拘束された27名への接触を認めず。ピヒヒアパンで、79戸分のハリケーン・スタン被害住宅再建援助金が不正流用。国外退去のチリの学生、EZLNとの関係を否定。