サパティスタ日々の出来事2006年1月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

1	EZLN、ガルーチャで出発式、ゼロ代表はバイクで登場、夕方７時にサンクリストバルに到着。３党の大統領候補と企業家スリムらのあいだで締結されたチャプルテペック協定を批判。米国のジョン・ロス、第６宣言支持の若者の妨害で集会に参加できず。
2	サンクリストバル市の「大地大学」で別のキャンペーンの開始全体集会、大地大学での交流会。
3	パレンケ市での集会、労働者単一センター（CUT）などとの会合。フォックス大統領、先住民共同体に300億ペソ投入と表明。
4	サンクリストバル市の追放先住民居住地区ラ・オルミーガで集会、1994年の蜂起時のエピソード(サパティスタを安全な場所へ輸送など)を公表、PRI派による襲撃準備があった模様。
5	チアパ・デ・コルソ市とトゥストラ市での集会、AMLO批判と州教員による運動支持を表明。
6	エル・アマーテの刑務所を訪問後、海岸地域のトナラでの集会。女性司令官ラモーナの死（腎臓癌に起因する吐血でサンクリストバルの病院に搬送中に死亡）公表、オベンティックでの追悼集会に合流するため今後2・3日の日程変更を告知。
7	代表団、オベンティックに帰還。サンクリストバル市の反対派露天商、サントドミンゴ教会一帯から強制追放。
8	オベンティックのカラコルでラモーナ司令官の告別式、サンアンドレスの墓地に埋葬。別のキャンペーンの新日程発表。
9	ゼロ代表、サンクリストバルからトナラへ移動し、集会再開。オアハカ州知事、就任1年目で３千人以上の先住民釈放。
10	サンイシドロ（ピヒヒアパン地区）での集会、高い電気料金に対する共同闘争を提案。ホアキン・アマロ（ウィシュトラ地区）での漁民との集会。メリダでの集会の基地となるチャブレカルの建物などに反対派の落書き。州保健当局、15羽の鳥インフルエンザ感染を確認。サンクリストバル市北部の新教徒グループ、無許可の先住民言語ケーブルテレビ放送開始。チリ下院議会、OIT169号協定批准を拒否する先住民法採択。
11	ウィシュトラでハリケーン被災者と集会。
12	ヌエボ・ビジャフローレス・エヒード（トリニタリア地区）でOCEZ、OPEZ歴史派農民と会合。 COCOPAのPRI委員、マルコス抜の和平達成プログラム。
13	サンクリストバル市から、クルシハ－経由で、ティラ、パレンケへ移動。チアパス州内の15地区、不当な電力料金に対抗するドス・バジェス市民協会に参加。アフラン・サクフム（チロン地区）で２名の先住民を強盗容疑で拘束。米国在住のチャムーラの住民約2万人、選挙人名簿への登録を拒否。
14	キンタナロー州チェトゥマルに到着。 COCOPA、EZLN蜂起で土地を失った地主300家族への補償土地1.7万haの購入資金1.02億ペソ
15	チェトゥマルでマヤ系先住民と集会、エボ・モラーレスの就任式に出席しないことを発表。ベラクルス、オアハカ、キンタナロー、カンペチェ、メキシコ州で第６宣言支持者迫害告発。ペルー選挙裁判所、フジモリの大統領選挙出馬却下。ユネスコ、チアパス代替的連帯（AL Sol Chiapas）のチアパス高地識字事業に8千ドル供与。スチアテ川の汚染は危機的段階。
16	フェリペ・カリージョ・プエルト、プラヤ・デル・カルメンでは環境保護運動活動家と集会。 CDHFBCとSIPAZ、チアパス州の集会開催中に人権侵害と告発。
17	カンクンでの集会。経済省、チアパス州北部で多国籍企業による金鉱山開発に制限を要求｡エル・ロサリオ（フランシスコ・ゴメス自治地区）でARICやORCAO支持者による住民迫害。大統領人気アンケート調査ではロペス・オブラドール39％、カルデロン27％、マドラッソ22％。
18	ガルーチャのJBG、エル・ロサリオにおける嫌がらせ告発。キンタナロー州からユカタン州に移動、メリダ市郊外のチャブレカルに宿営。サンクリストバルの露天商、追放前の場所への帰還を要求。プラヤ・デル・カルメンのチアパス州出稼ぎ者500名、リビエラ・マヤでの仕事の内容に偽りがあったとして、帰村経費を要求。
19	チャブレカルの集会。ベラクルス州でEPR嫌疑者3名拘束。アカプルコ裁判所、ラ・パロータダム建設を批准したカカウアテペックの集会無効を通告。
20	チチェン・イツアー遺跡訪問、民芸品業者と会合、メリダ市集会でマルコス覆面を1枚脱ぐ。週裁判所、準軍事組織指導者サムエル・サンチェスとマルコス・アルビノの容疑を殺人に限定。
21	カンペチェ州カルキニ市ベカルでの会合。ベラクルス州のコルドバ市やオリサバ市でサパティスタの支持者への迫害を告発。チアパス州でコカコーラ社など4社が大量の水資源を取得。チアパス州における女性殺害事件、５年間で350件に達する。
22	カンペチェ市で集会。カルキニの先住民女性、電信中学校の閉鎖に抗議。 1月13日に拘束された強盗容疑の先住民2名釈放。ボリビアのエボ・モラーレス、就任式挨拶を「人々の意思に従って統治する」と締めくくる。
23	カンペチェ州シプヒル（チャラクルム地区）、ホペルチェンなどで会合。サンクリストバル市の新聞社主コンセプション・ビジャフエルテ、殺害予告を告発。内務省、ハリケーン・スタンで破壊された約2.4万森林の8024ha復旧予算として2千万ペソ。ベネズエラのカラカスで第6回社会フォーラム開始。先住民開発委員会総裁、先住民への密造酒類販売を処罰の方針発表。
24	シプヒル先住民民衆地区審議会と会合、カンデラリアのパニュエロ・エヒード訪問。エルサルバドルFMLN指導者、シャフィーク・アンダル死去。
25	タバスコ州ビジャエルモサでサパティスタ独立農地主義者運動（MAIZ）、労働組合組織活動委員会（CAOS）労働組合農民先住民民衆戦線（FSCIP）などと会合。
26	タコタルパの監獄で４名のサパティスタや政治犯（EPRIメンバー）と会見、即時釈放を要求。 TDR－EP（EPRから分裂）、別のキャンペーン期間中の停戦を表明。サムエル・ルイス元司教、南米では先住民が主役となる時代が到来と指摘。
27	ビジャエルモサで会合。スチアテの住民、役場を占拠。ボチッブ（オシュチュック地区）で呪術による２名殺害の嫌疑で３名の先住民拘束。
28	タバスコ州チャカルパで、先住民族チョンタルやメスティソと会合。 V・カランサの「人民の家」の指導者、サンバルトロメ連盟の８名殺害の容疑で36年の刑。ウィシュトラとトゥサントラ地区の境界にあるコーヒー殻焼却場の近隣住民に健康被害。メキシコ人権アカデミー、現政権のインディオの基本的権利への無理解を指摘。 PRIのマドラソ候補、先住民支援策を再度強調。
29	ベラクルス州アママロヤンのベラクルス文化間交流大学で、ソテアパン地区先住民と会合。
30	銀河系集会の責任者モイセス、集会に関するコミュニケ発表。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ベラクルス市での会合でディグナ・オチョアの死に関する司法の対応批判。 PANのカルデロン候補、一方的和平を通告する方針。
31	ラジオ・ウァヤココトラのメンバーとともにワステカ地方のツォコウィテなど訪問。和平全権委員アルバレス、EZLNは組織としては機能していないと表明。ケレタロ州政府、共和国劇場の使用を認める。チアパス州法改正、年少者へのハラスメントに最高18年の刑。タラウマラ山地では５千人近くの児童が栄養不足。