サパティスタ日々の出来事2005年11月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

1	連邦政府、チアパス州の41地区を災害地区に指定。モンテクリスト（ウィシュトラ地区）で警備中の警官1名死亡。
2	復興費用として、社会開発省3.8億ペソ、農牧農村開発漁業食料省4.2億ペソなど、連邦政府は合計80億ペソを充当。
3	州政府は12億万ペソを復興に拠出。チアパス州の被災地の4.5万人が移転の可能性。　連邦政府、COCOPAに対して軍の配置状況を知らせることを拒否。シルテペックでは500名以上が避難所生活を継続。チアパス州のコーヒー作付け地10－15％が流失。
4	ウィシュトラ市の企業では職員の解雇が始まる。カカオアタンでは9の村が依然として孤立状態。
5	ロベルト・バリオスのJBG、クアトロ・ポデール10月26日付け記事を挑発と非難。フジモリ元ペルー大統領、ティフアナ経由でチリへ。空港当局は入管当局への連絡をサボる。
6	ラ・レアリダーのJBG、コミタン市当局、州政府による被災者への援助物資輸送を妨害と批判。
7	ラパス自治地区局、10月に誘拐された養子を養い親に戻す方向で調整。チアパス州の76％の地区でハリケーン・スタンによる住宅被害。サンクリストバル司教、選挙キャンペーン費用の一部を被害者援助に使うというPRD提案を拒否したPANやPRIの姿勢を批判。
8	ポニアトウスカ、ロペス・オブラドールはEZLNの批判に耳を傾けるべきと指摘。
9	オシュッチュク前首長、準軍事組織MIRA創設者のノルベルト・サンティス正式収監。
10	ベネズエラ大統領、フォックス大統領を「帝国の子犬」と批評。社会開発省85億ペソのチアパス州の再建予算を予定と公表。シエラ地区の30村は依然として交通遮断状態。
11	チアパス州知事、6ヶ月内に住宅4.1万戸を再建と表明。 2004年8月24日以来続いたグアダラハラでの座り込み活動が終わる。有機コーヒーの輸出、8割減の見通し。トゥサンタンでバスの乗客10名が拉致。
12	モトシントラで組織独立連合・市民協会（CIO・AC）のメンバー、指導者を資金流用で監禁。州都トゥストラの市場にバスターミナルを作る計画に商店主たちが反対。
13	チアパス州のコーヒー、2－3割の減産。サンクリストバル司教、バチカンに対してチアパス大司教区の設定を要請。
14	副司令官マルコスとされるラファエル・ギジェンの父アルフォンソ・ギジェンが死去、チアパス和平全権委員弔電。メキシコ、ベネズエラ両国、大使を召喚。アルベンサ（チャムーラ地区）で伝統派が、新教改宗（4千ペソ払って行なった伝統的治療で治らなかった頭痛が新教の儀礼で治癒）住民の電気水道を切断。 PRIの元下院議員、ティフアナからタパチュラに送られた支援物資50トンを着服。ステチテの農民500名、役場を占拠、職員50名を拘束。
15	下院、チアパス援助緊急予算として9億ペソ承認、公表の85億ペソを大幅に下回る。シルテペックの被災者、市長や市職員など26名を一時拘束。ミチョアカン州都モレリアで、アクテアル虐殺関与のPRI州代表ルイス・フェロ追放の座り込み。
16	サンエステバン・ショチミルコに、フェリックス・セルダンを記念した新しいカラコル設置。 COCOPA、2006年の行進が始まる前にサパティスタの共同体を訪問の意向。
17	CIOAC歴史派の告発で、エル・ススピロ農場(マルガリータス地区)40家族を州警察が強制排除。南東部民衆抵抗運動、被災民支援の要請。シルテペックの避難民、徐々に帰村。
18	雑誌『レベルディア』創刊3周年、「別のキャンペーン」推進を訴える。グロリア・ムニョスにホセ・マルティ賞授与。スペインの労働総連合(CGT)、ハリケーン被災者への支援キャンペーン展開。シルテペック首長不在のため、援助物資が届かず。
20	EZLN、FZLNの解散に関するコミュニケ発表。ソノラ州の先住民族ピマへの書簡。サンクリストバル市の市民連盟の活動家、自宅でナイフ男に襲撃される。チアパス州のコーヒー生産が元に戻るには5年を要する見通し。
21	SRA、環境省など、ラカンドン共同体北東部に隣接の28集落の土地所有権保証方針。ツサタンでCROMのメンバーが役場占拠。
22	CAPISE、OPDDICの活動に関する報告書発表。市民連盟の活動家、人権組織での記者会見から帰宅後に待ち伏せされる。 CRIACH、チャムーラの伝統派当局、新教改宗者の土地7500㎡の接収を画策と指摘。
23	アクテアル虐殺事件の生き残り、関係者の処罰を求める。
24	EZLN、「別のキャンペーン」担当のサパティスタ連絡部と国際集会担当部局（銀河系間集会委員会）に関するコミュニケ発表、後者の責任者はモイセス中佐。 EZLN、電気労連宛て書簡で「別のキャンペーン」呼びかけ文の賛同者を募る。ルチャ・カンペシーナ（マルガリータス地区）の土地紛争で衝突、CIOAC歴史派のメンバー6名死亡。 CIOAC、教育問題に解決の見通しがなければ、土地・道路占拠の方針。
25	CIOAC歴史派、EZLNメンバーがCIOACのメンバーを待ち伏せと批判。人権組織、市民連盟のメンバーに対する殺害未遂を告発。ボカ・ラカントゥン（モンテス・アスレス）に入植を企てていたチョルの3名逮捕。収監されていたチアパス州の教員、九ヶ月ぶりに釈放。
26	ラ・レアリダーのJBG、CIOAC歴史派によるEZLNの襲撃関与の非難を否定。 CIOACから分裂のCIO・AC(組織独立連合市民協会)、覆面はEZLNと限らずと指摘。 COCOPA、州検察庁など、ルチャ・カンペシーナの襲撃はEZLNと無関係と確認。ルチャ・カンペシーナ襲撃事件で2名逮捕。ヌエバ・レボルシオン(サバニージャ地区)の1997年以来の避難民25家族が帰村。
27	CIOAC歴史派、ルチャ・カンペシーナ事件で30日までに当局の対応がなければ、独自の対応をすると州政府に通告。連邦電気委員会、チコムセルコ地区の24集落の電気を遮断。
28	先住民女性運動（MIM）、第6宣言支持を表明。 CNI、トゥアプリカ宣言発表、第6宣言支持を正式に承認。ケレタロ州で1998年、大統領の車を殴打し、収監されていたFZLN支持者、釈放。
29	ラ・レアリダーのJBG、ルチャ・カンペシーナ殺害事件に至る経過を公表、同地区にはEZLN支持基盤は存在しないと指摘、紛争解決の調停を試みたが、CIOAC歴史派が無視したこと、CIOAC歴史派の地区指導者で現ラス・マルガリータス首長が元EZLNメンバー、サンペドロ・ミチョアカン自治地区協議会メンバーだったことを公表。モレリアJBG、CIOAC歴史派の指導者ヘルナンデス・クルスらの策動を批判。
30	EZLNの新しいウェッブ・サイトが始まる。