サパティスタ日々の出来事2005年4月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

1	下院の委員会３対１でロペス・オブラドール（AMLO）特権剥奪審議開始決定。出稼ぎ家族、ソノラ州AG Mart Produce社の不当労働（12時間78ペソ）の告発。ヌエバ・モンテスアスレスの農地占拠で拘束されていた16名中15名釈放。
2	イスマラパ・エヒード（トゥサンタン地区）でエミリアーノ・サパタ・プロレタリアート組織（OPEZ歴史派）、サパティスタ支持の４家族追放。
3	NGO、チアパス州生物多様性環境保護法の住民協議で先住民や農民は蚊帳の外と指摘。
4	セロ・ウエコの監獄の解体作業開始。ソコヌスコ州昇格に向けた住民協議開始。スペインとチアパス州政府の関係強化。
5	パラチョ（ミチョアカン州）でロペス・オブラドールの不逮捕特権剥奪に抗議して役場占拠。
6	バルセロナでサパティスタ叛乱支持のヨーロッパ集会（―10日）
7	バルトロメ・ラスカサス人権委員会、ハッカーによる銀行口座現金引き出しを告発。下院、PRI、PANの賛成多数（360対127）でロペス・オブラドールの不逮捕特権剥奪可決。ロペス・オブラドールは下院に出席前にソカロで演説、約７－30万人が抗議集会に参加。
8	ロベルト・バリオスのカラコル、バスカン流域のエコ・トゥーリスモ計画告発。
9	ポロォ自治地区協議会、避難民の食料不足や健康状態の劣悪さを訴える。ラ・クレブラでフローレス・マゴン自治区発足七周年、タニペルラスの壁画再設置記念集会（-10日）。
10	オベンティックのJBG、今もサパタの闘争は意味のあるものと表明。フロンテラ・コマラパのサパティスタ派タクシー運転手、接収車両返還を要求。州知事、V・カランサの「人民の家」に対する逮捕命令発動。
12	PRDの上院議員15名、大統領官邸でハンスト開始。 ENAHで「国家とインディオ民族」のフォーラム(－13日)。チアパス州内の河川の水量減少で13地区の水供給が深刻化。
13	ベリオサバルの住民300名、飲料水供給の問題で当局に抗議。
14	エル・ニラル、エル・エンカント、エル・カラコル、エル・セイバ、コンセプシオン（V・カランサ地区）で500名の警察官が土地占拠の農民を排除。ラファエル・パスカシオ・ガンボア（イシュタパンガホヤ地区）の750haの農地占拠のOPEZ派農民をタバスコ州警察が排除しようとする。
16	カラコル発足1年を評価する報告書「チアパスとサパティスタの選択肢」。ベラクルス州ソチアパの先住民３千人、首長更迭を求め役場占拠。
18	スチアテでエミリアーノ・サパタ・プロレタリアート組織（OPEZ）創設者の一人、元OPEZのメンバー4名に50haの土地問題で殺害される。米国の環境保護に関するゴルドマン賞、タラウマラのコロラダ・デラ・ビルヘン共同体の森保護運動指導者に授与。
19	SRA、モンテス・アスレス自然保護区の17集落、210家族の立退きが必要と発表。
20	サンイシドロ・ラ・グリンガ（チマラパ地区）住民200名、オアハカ州武装警察の襲撃でベラクルス州側に避難、6名拘束される。エクアドルのルシオ・グティエレス大統領失脚、副大統領が臨時大統領に就任。
22	ラカンドン密林で4月8日以降、森林火災が続き561ha 焼失。 ENAHでパベル・ゴンサレス殺害一周年追悼集会。
23	ラス・アベーハス、ロペス・オブラドール潰しを批判。
24	ロペス・オブラドール不逮捕特権剥奪抗議の首都での「沈黙の行進」に12－120万人以上参加。ヨーロッパの諸都市でも支援集会。 20日までにチアパス州で二千haの森林消失、モンテス・アスレス保護区は1644ha。
25	ロペス・オブラドール、17日ぶりに市長としての業務に復帰。オシュッチュック住民（PVEM、PRD、Tres Nudos）、首長更迭要求、道路封鎖。　　ベラクルス州に避難のサンイシドロ・ラ・グリンガ住民、帰村を試みる。
26	ラ・ピラ（ウィシュタン地区）などで、コカコーラ社による湧水地買占め策動告発。教職員組合は州政府の交渉の準備ありと表明。 40の環境保護運動組織、ゲレロ州ペタトラン山地環境保護農民組織のフェリペ・アレアガ・サンチェスの釈放要求。
27	ANIPA、EZLNとの対話関係修復を模索。レフレンチフ（オシュチュック地区）でPRI派の襲撃、PVEM支持派は一時避難。銃撃でPRI派の農民1名死亡、PRI派住民250名はオシュチュックの役場に避難。ロペス・オブラドールの特権剥奪を推進してきた連邦検察庁長官辞任。
28	レフレンチフに州警官250名出動。州NGO協議会、V・カランサ、ティラ、サルト・デ・アグア、オコシンゴ、シモホベルでの準軍事組織の存在を重ねて告発。
29	メキシコ市政府、ロサリオ・イバラの30年間の人権活動を顕彰。オコシンゴ地区などの小規模土地所有者、占拠された2万4千haの土地の補償をめぐってSRAと交渉。