サパティスタ日々の出来事2005年2月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

1	アクテアル虐殺の生き残り2名の首都での治療の援助要請。ティラでの交渉決裂。メヒコ・コーヒー審議会消滅、コーヒー生産システム（12月15日発足）に移行。ミチョアカン州パラチョで新年の儀式、EZLNの蜂起を祝う乗馬行列。
2	チアパスで小学校に行っていない子供は10万人。児童教育世界連盟、サパティスタの自治小学校の正式認定を要請。
3	野党、大統領による先住民向け財源の削減批判。COCOPAと内務省の会合。マスコミ関係者、州政府にメディア法の改正を要求。ガルソン元予審判事、フォックス大統領の指導力欠如を指摘。
4	ARIC独立派の5集落（オコタル、パライソ・デラス・ルイナス、エル・ススピロ、ヌエボ・ペタルシンゴ、ヌエボ・トゥンバラ）の160家族、805名がヌエボ・モンテス・アスレス新入植地（パレンケ地区、1259ha）へ移動開始。１家族20haと屋敷地を提供。占拠していた集落用地はラカンドン共同体に返却。オアハカ州で社会運動指導者4名逮捕。メヒコ州マサウァ戦線、政府の対応を批判。ラ・ラアリダーのJBG、モトシントラ地区タクシー組合マヤ・イックの告発を発表。
5	全国の農民組織4万人、政府の農業政策を批判して首都で抗議行動。チアパス州のCIOACは州都に向けて行進開始。PRD、ティラでの座り込みを終了。マサウァ戦線、環境省前で座り込み開始。
6	ゲレロ州知事選挙でPRD勝利（PRD・CON・PRS－55％、PRI・PT・PV-42％）。南バハ・カリフォルニア州もPRD勝利（PRD‐43％、PRI-35％、PT-10％、PAN-９％）。キンタナロー州では知事選PRI勝利も州議会では11／25と過半数を失う。モトシントラ、マサパでタクシー運転者同士の衝突、一名負傷。
7	７つの農民組織と内務省の交渉開始、CIOACの農民、州都まで行進。マサウァ戦線、クツァマラ上水システム（首都の上水25％供給）バルブ閉鎖試みる。ミチョアカン州サンミゲル・デ・アキラの先住民族ナウァ、鉱山開発の補償要求。フォックス大統領のスペイン視察に州知事も同行。
8	バルトロメ・デ・ラス・カサス人権組織センター、セディージョ大統領期に軍が準軍事組織を支援していたという報告を公表。マサウァ戦線、クツァマラ上水システムのバルブ数秒間閉鎖。
9	米州人権裁判所にセディージョ前大統領、セルバンテス・アギラール元国防大臣、レナン・カスティージョ第7軍管区司令官ら告発、米州人権裁判所、資料提供要請。サンクリストバル司教、政府の合意不履行によりEZLNとの対話条件は不備と指摘。 COCOPA、連邦検察庁の調査を要求。 V・カランサの「人民の家」指導者マヌエル・イダルゴ・エスピノサ殺害。環境保護グループ、州都近郊の動物園拡張によりエル・サポタル保護区にダメージ、スミデロ渓谷エコトゥーリスモ・センターの廃棄物で河川汚濁と告発。
10	モンテス・アスレスのソル・パライソに帰ったサパティスタ支持の家族ら15名、ラカンドン共同体の告発で拘束。
12	上院、準軍事組織と軍将軍の関係の解明を要求。 FZLN、パベルとディグナ・オチョアの事件再審査を求めて抗議行動。 SRAとメンチュウ基金、先住民のジェンダー間平等のキャンペーン推進協定。
13	ソル・パライソで拘束された２名、再入植をしないという約束の上で釈放。ナチヒ（シナカンタン地区）の住民、施設破損の検察庁の職員を拘束。
14	モンテス・アスレスからの移住者ヌエボ・モンテス・アスレス「７月11日」開所式。ラカンドン共同体、共同体地区11．２万ha相当する66.7万ペソの補償を請求。
15	チアパス自治大学調査、EZLN影響力が住民の3割に拡張、近く「大地大学」発足。 CDI長官、EZLN鎮圧のために準軍事組織を援助していないと表明、先住民法改正のための審議再開を示唆。 CDIと州政府、先住民向けの今年度予算は15億7千ペソで道路、上水道整備。ティラの役場占拠者排除、49名が逮捕。ティラの教区司祭、指名手配名簿は状況を悪化さすと批判。100家族が山中に避難。タパチュラで民主農民連合（UCD）が抗議行動。
16	「2月16日」自治地区（シモホベル）の役場がラス・リマスで発足式。
17	州知事、ティラで「平和と正義」の内部対立の反映と表明。
18	当局、ティラでの逮捕者は三分裂の「平和と正義」のメンバーを多く含むと表明。ヌエボ・フランシスコ・レオン（オコシンゴ地区）でモンテス・アスレス自然保護区入植者第二回全国集会、50集落の代表参加、生物安全性法を拒否(―20日)。アマテナンゴ・デル・バジェ、マルガリータスで選挙結果に不満の住民座り込み。
19	ティラでの逮捕者は「平和と正義」のメンバーでないと、住民が表明。
20	マルコスとタイボ２世の合作「厄介な死者たち」全12章終了。ティラの逮捕者に「平和と正義」の創設指導者サムエル・サンチェス・サンチェス、PRI派の農牧林業農民先住民連合（UCIAF）代表がいると公表。サンクリストバル司教、ティラの逮捕者は選挙結果に異議申し立ての住民と表明。
21	国際母語の日、国内20言語が消滅の危機。コカコーラ社、水源の取得のためカシケと結託。パステ（シナカンタン地区）で伝統派、新教徒解放交渉に赴いた州職員4名を拘束。
22	州政府、ティラの事件は「平和と正義」の内部紛争と表明。「２月16日」自治地区の責任者がシモホベルで他の2名とともに収監、
23	「２月16日」自治地区の責任者解放を求め住民がシモホベルの役場を占拠。政治分析・社会経済調査センター、先住民の土地からの軍撤退を要求。 PRI、拘束された「平和と正義」の指導者の弁護を買って出ると表明。
25	チアパス高地のサパティスタ自治地区を上空からスパイしていた資料が発覚。首都検察庁、ディグナ・オチョア事件の再審決定。
26	前環境省長官フリア・カラビス、ラカンドン・ホテルに関する疑惑を否定。ウィシュタンの「2月29日」人民闘争戦線、電気料金値上げ抗議行動。
27	州人権委員会、ティラにおける警察の行動の調査表明。
28	ティラで拘束されていた49名の内、30名釈放。