サパティスタ日々の出来事2005年1月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

1	EZLN蜂起11周年。オベンティックなど各地で集会。ミチョアカン州のヌリオの先住民、11周年を祝って騎馬で行進。
2	テオピスカ、チャムーラ、ミトンティクなどでコカコーラのボイコット、ポオソーレなど伝統食品の推進運動。
3	市民党のヒルベルト・ゴメス・メサ、対話の停止はEZLNの責任ではないと表明。
5	SRA、ラカンドン共同体地区にある5集落（オコタル、ススピロ、ヌエボ・トゥンバラ、ソル・パライソ遺跡、ヌエボ・ペタルシンゴ）の150家族が月末までにパレンケ地区の新入植地に移住の予定と表明。チアパス伝統的先住民医師助産婦調整委員会、チアパス州でのビオ・ピラテリアを告発。
6	マルコス、メキシコ市検察庁長官（元EZLN顧問）宛書簡で、ディグナ・オチョアとパベル・ゴンサレスの死因自殺説への疑義表明。タカナ火山麓で森林火災60ha焼失。
7	ティラ地区の130の集落、不正選挙を批判し、地区審議会の設立を要求。
8	メキシコ市検察庁長官ベルナルド・バティス、自殺説は適正な判断と表明。ミチョアカン州先住民審議会、州の先住民法改正案を支持。チアパス州国境地域、フライレスカ地域では、メロン、スイカなど果物蔬菜栽培（北米系種苗会社）や牧畜（ネスレ）の請負生産が展開、失敗し出稼ぎ増加、農業従事者の女性化進行。
9	メキシコ市検察当局者、ディグナ・オチョアの再審理を行わないと表明。市検察当局、再審開始に法的な制約はないと弁明。サパティスタ支持者100名、4日に拘束された先住民（女性への暴行容疑、ほかの9名にも逮捕状）の釈放を求めて、サンクリストバル市の刑務所前で抗議。
10	フォックス大統領、オコシンゴで「EZLNは過去に留まったもの」と表明。収監されていたサパティスタ支持者釈放。
12	大統領、マルケス・デ・コミージャス地区のエコ・トゥーリスモ施設、モンテス・アスレス地区からの移住者の新入植地を視察。州知事、前日の大統領発言はEZLNの武装闘争に関して言及したものと釈明。州インデイオ局、EZLNの問題は過去のものではないと表明。 COCOPA、EZLNに関する緊急会議開催の意向。タピルラ地区の下院議員所有の農場、CIOACの農民が1日占拠。 CIOAC独立派、州当局との交渉テーブルから撤退。 OPEZ、州政府の対応に抗議して、17日からでも行進の方針。 FZLN、ディグナ・オチョア、パベル・ゴンサレスの事件の再審を要求。ミチョアカン州議会の先住民法案の採決先送り。
13	チアパス州NGO、企業家、政治家、教会関係者、大統領は実情を知らないと批判。和平全権委員アルバレス、EZLNの問題は現在も重要と釈明。観光省、グアカマヨスのエコ・トゥーリスモ事業（アクセス道路建設）に500万ペソ投入表明。
14	COCOPA、大統領の意見に違和感表明。
15	先住民族開発全国委員会長官、大統領発言は悪い方に解釈と弁明。ゴミ集積場建設反対の先住民、拘束していたサンクリストバル市の職員解放。
16	下院の先住民問題委員会、2万人の避難民の存在を指摘。サムエル・ルイス元司教、大統領発言を批判。
17	欧州議会で先住民族開発全国委員会長官、先住民は分離を企てていないと言明。民間銀行、支払期限のきた貸付32万件（500億ペソ）の6割を回収の方針、未組織の農民は収監される恐れ大。セクハラでオシュチュックに派遣の州職員処分。
18	過去8年間で農業部門への政府予算は半減とトウモロコシ生産者が批判。
19	ティラでＰＲＤとＰＴによる地区審議会発足。
20	チェナロォで軍の銃撃を受けた先住民、サンクリストバルの大聖堂前で座り込み。ディグナ・オチョアの事件の再審理延期。
21	モンテス・アスレス自然保護区から「一月一日」集落の4家族移住完了、次は「一〇月八日」、サンタクルス、アグア・ドゥルセ、ヌエボ・リマールの移動を予定。ティラで25日からの交渉再開に関して合意。パナマでアメリカ大陸の先住民自治に関する会議(―23)
22	アマテナンゴ・デル・バジェの先住民100名、12月末からの座り込み終了。ボリビアのサンタクルス州のオリガルキー勢力が自治宣言。ダボス会議で74名逮捕。
23	アメリカ先住民自治に関するパナマ宣言。
24	州当局、避難民は8千人だけで、問題は手続き終了と言明。チアパス州の森林火事の増加を警告。
25	チアパス州総検察庁長官にマリオ・エランを任命、人権組織は批判。
26	ティラのチョル民族、紛争の仲介をJBGに要請。チアパス州知事とCOCOPA委員の会談、モンテス・アスレス問題への対応協議。タパチュラ市議会で盗聴発覚。
27	ポルト・アレグレで第5回世界社会フォーラム（FSM）、15万人参加。 COCOPA、JBGの合法化の可能性を検討。スペインのガルソン特別検事、EZLNは政治的には消滅と表明。
28	ガレアーノ、水をめぐる戦いの重要性を強調。サムエル・ルイス元司教、就任45周年記念行事。
29	PTの下院議員、ティラ地区のエル・リマール軍基地の撤去を要求。
30	ESMでチャベス、社会主義の道を強調。