サパティスタ日々の出来事2004年12月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

1	国連の先住民憲章制定を求め、ジュネーブの国連事務所前で120組織がハンスト。人権組織、準軍事組織、刑法における虐殺に関する定義の明確化を要請。
2	「マヤ民族の自由」自治地区、ラカントゥン川アマティトランに建設の橋に抗議。ワステカ地方の先住民組織の集会で先住民自治の定義の明確化要求。
3	先住民組織の「沈黙と忘却に抗して」フォーラムがゲレロ州で開催、先住民の権利に関する議論再開。
4	環境検察庁、チアパス州の不法伐採面積は10万ha以上と指摘。市民組織、モンテス・アスレス地区における政府の環境政策は二枚舌と批判。
5	マルコスとタイボ２世の共同探偵小説「厄介な死」発表（毎日曜日）。スペインのバレンシアで「土地改革世界フォーラム」が開催。アルマンド・バルトラ、フォックスはPRIと同様に先住民を冒涜と批判。ハイメ・ペトラス、マルコスは「チアパスの地区首長にとどまる修正主義者」と批判。
6	市民組織、モンテス・アスレス地区の環境保護政策は入植者移転事業を最優先するものに方針転換と指摘。「メキシコ先住民言語文学のルネサンス」フォーラムで多言語・多文化的特性を強調。
7	SRA、パレンケ地区隣接のモンテス・アスレス地区入植200家族が近日移転予定と表明。
9	州内の共同体で電気料金値上げに対する反対運動が続く。
12	代替的な抵抗をする若者、サパティスタ支持のロック集会。和平全権委員、5日間のチアパス視察終了、カンデラリア（マルガリータス地区）道路舗装、タナラ二言語小学校開設式、リベルター（チエナロォ地区）に51台の製粉機の贈呈など支援実施。チアパス司教のチャムーラでのミサ妨害される。
13	全国人権委員会、タパチュラとサンクリストバルの事務所の閉鎖を予告。
15	アクテアル事件で負傷した幼児の家族、治療とアフターケアを政府に要請、ニコラス・ルイスの共同体、所有地をめぐり農民連盟（労働党PT系列）と対立。
16	ANIPA、先住民族開発全国委員会長官の姿勢は新しい先住民カシケの育成と批判。チマラパ地区で18万haがチアパス州に帰属の裁定。
17	モンテス・アスレス自然保護区の監視体制強化のため18名の監視員派遣。
18	スンパンゴで開催予定のモンテス・アスレス入植者支援コンサート中止。
19	サンクリストバル郊外の刑務所から囚人脱走、警察は無関係の先住民を暴行。
20	連邦電力公社、10地区において電力供給停止措置。ミトンティックの先住民役職者、銃撃され死亡。
21	州人権委員会、児童開発センターが役人の子弟のみ受け入れていることを批判。チアパス州のココ（食用油採油用）、ドイツに輸出開始。
22	SRA、モンテス・アスレス地区の５集落の年度内移転を延期と表明。アクテアル虐殺事件で2年前から事態凍結、政府関係者は処分されない状況を告発。
23	州選挙管理員会、ティラ首長選挙PRI勝利と裁定変更、住民はヤハロンへの道路封鎖。カタサハ、リベルター、サルト・デ・アグアなどで電力供給停止措置。パドロン神父、アクテアル虐殺事件の解明を大統領に要求。ホンジュラスでマラ・トゥルチャスの武装集集団、バス襲撃23名死亡。州議会前で座り込みのオアハカ州先住民民衆審議会を排除。
25	SIPAC、電力料金支払い拒否の共同体増加を指摘。
26	NGOのベニ・フォラ、資金不足の収監者に資金援助や相談を開始。
27	ティラ、サバニージャの役場占拠。「11月20日」の14家族、帰村。
28	チアパス司教、EZLNは社会変革勢力と認識。
29	州内務局、大晦日の首長就任式警備のため、42の行政地区に警察派遣の意向。農業労働者全国連盟（UNTA）、EZLN支持の書簡。
30	タバスコ州、ケレタロ州で収監されているサパティスタ、条件整うも釈放されず。
31	チアパス州の先住民地区では10月選挙で当選した首長の就任式。