サパティスタ日々の出来事2004年2月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

1	・　1月31日発売の英国ファイナンシャル・タイムズ、「バーモス・メヒコ財団」(大統領夫人代表)が収益の１割しか慈善事業に割当てない実態を暴露。・　サンクリストバル司教、モンテス・アスレスからの強制排除を批判。・　PRDメンバー、パツェ(シナカンタン地区)家族の水道切断、井戸への道封鎖。・　環境省の主要部門、企業の支配下におかれているとの指摘。・　モレロス州トラネパントラの避難民、市長との対話交渉への反対集会。
2	・　ヘチェボ(シナカンタン地区)のサパティスタ35家族子供、学校不登校。
3	・　ONG、連邦・州政府によるモンテス・アスレス地区の入植者に対する個別分断作戦の停止を要求。
5	・　サンアントニオ・ラス・デリシアス・パマラ、ヌエボ・スチラ、ヌエボ・レオン（ガルーチャ地区）におけるPRI派の森林伐採を告発。・　州議会の環境部委員、州内で活動している外国人顧問に対して憲法33条違反で追放要請。・　州検察庁、12月29日、アルマディージョ、ツァマンギモ（オコソクアウトラ地区）で起きた衝突による2名殺人事件の容疑者13名拘束。・　シナカンタン当局、新教徒２名を12時間拘束、17135ペソの保釈金を要求。
6	・　高地地域での準軍事組織の再活性化を告発。
9	・　ナハ地区のラカンドン、エル・ハルディンでARICによる道路開削を批判。
10	・　ラス・アベーハス、アクテアル事件の免責に反対するキャンペーン開始。・　チャルチウイタンのサパティスタ派２名、買い物帰りにシモホベルで殺害される。
11	・　ONG、チアパス州の常設軍事基地は91ヶ所と指摘。
12	・　州政府、モンテス・アスレス自然保護区の排除者の再居住場所をニニョス・エロエス（パレンケ地区）に設置と住民が告発。・　サパティスタ支持者、オコシンゴ周辺の６つの農場占拠。・　政治分析社会経済調査センター、チアパスの軍事占拠の状況に関する報告書発表。
13	・　ヘチェボ（シナカンタン）で600名のサパティスタ支持者の集会、ポロォ、パンテロォ、サンフアンなど他地区から1万リットルの水運搬。
14	・　EZLN、1994年1月の戦闘の犠牲者46名の名前を公表、少なくとも5名は拘束後の超法規的処刑、オコシンゴの病院にいた8名もサパティスタと間違えられて処刑。連邦政府側は27名死亡、40名負傷、180名降伏。
16	・　サンフランシコ・エル・トゥリウンフォ(パンテロォ地区)で、昨年10月に破壊された集会所をPRI派が再建。
17	・　シナカンタン当局者、サパティスタ派に水道接続せず、サパティスタ派は「サン・イシドロ」自治地区を創設準備と指摘。
18	・　シナカンタン当局者、サパティスタ派を援助している助祭見習を告発。
19	・　ティラ地区の「平和と正義」、要求解決を求め地区首長ら6名を拘束。・　連邦政府、国連によるチアパス州の難民への対応を要請。・　タバスコ州に収監のサパティスタの釈放の見通し立たず。・　逃亡中の1970－80年代の汚い戦争の指揮官ナサル・アロ逮捕。
20	・　第6回州立女性機関全国大会でARIC独立派の女性、政府の対応の欠如批判。・　チアパス州の名誉毀損に関する刑法強化。・　チアパス和平全権委員、準軍事組織の存在を否定。・　ティラ地区で拘束されていた職員6名解放。
21	チャンコロン、サンホセ・チャクテ（カンクック地区）でPRI派、役職を拒否するサパティスタの追放を示唆。偽文書作成容疑のチアパス州の元PRI指導者の釈放。州議会、2002年度のタパチュラ市の公金不正額は3620万ペソと指摘。
22	・　先住民族開発全国委員会、チアパス州法第13条はチュフ、ハカルテコ、カンホバル約6千人を先住民族として認定していないと指摘。・　麻薬取引業者、グアテマラ国境隣接地区に対する実質支配権を確立か、2003年には約80名が処刑。
23	・　シナカンタンのサパティスタ、協力金支払いと役職受諾で、PRDとの衝突を終結させる意向を表明。・　全国森林基金、州内の10のエコトゥーリスモに援助金提供を表明。
24	・　州議会、タパチュラ市当局の解散命令、市審議会の発足。・　マスコミ労働者、州都で名誉毀損罪を強化した州法改正に抗議集会。
25	・　アマイティック（チロン地区）で活動する「アギラス2000ビジョン」（新徒の組織）、1万5千ペソの製パン事業、菜園事業に関して、ガルーチャのJBGと協定。・　ラス・アベーハス、アクテアル虐殺の原因を宗教紛争とする傾向を批判。
26	・　ラス・アベーハス、政府関係機関の推進する開発計画を拒否。・　グアダルーペ・シュンカラー（サンクリストバル）当局、1500ペソの協力金不払いで、舗装道路を利用したサパティスタ支持者を3ヶ月間拘束。・　タパチュラ市の元警察官など3名逮捕。・　コミタンの当局、炭運搬の住民3名を不当拘束、高額の保釈金を要求。
27	・　チアパス高地、ヤハロン、ピヒヒアパン、フロンテラ・コマラパなどの先住民、12月の電気料金設定に抗議行動。
28	・　タパチュラ市の元職員4名逮捕。
29	・　PRI派のCOCOPA委員、先住民法の再改正、対話の再開の必要性を強調。