サパティスタ日々の出来事2003年4月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

2	・　バルトロメ・デ・ラス・カサス人権センター、チアパス州において現在も当局による拷問が行われており、その多くは先住民と農民とを対象にしたものである、との報告を発表。
4	・　チアパス州先住民族局長官にフアン・バスケス・ロペスが任命される。前任者は飛行機事故で先月末死亡。
5	・　アメリカ合衆国のイラク侵攻を批判するEZLN総司令部コミュニケがLa Jornada紙に掲載。・　対イラク戦争に際し、先住民が正義と平和を求める運動のイニシアティブとなりうるとの考えを示したマルコス副司令官の書簡（アドルフォ・ヒリー宛て）がLa Jornada紙に掲載。・　ルイス・アルバレス、サパティスタの蜂起の原因となった貧困と周縁化は現在も続いており、フォックス大統領がチアパス問題を解決することはできないだろうと演説。
6	・　フランスの児童劇団、サン・クリストバル市にて、サパティスタ蜂起をテーマとする風刺劇を上演。
11	・　モンテス・アスレス生態保護区南部に位置するヌエボ・サン・ラファエル共同体（サパティスタ支持基盤）住民、ラカンドン系先住民団体から立ち退きの脅迫を受けていることを告発。
13	・　連邦環境保護局等担当各局、武装したチョル系先住民団体と共同して、ヌエボ・サン・ラファエル共同体の立ち退き作戦に着手。武装した先住民はただ単に「付き添っているだけ」であると釈明。
15	・　モンテス・アスレスのサン・イシドロ共同体（サパティスタ支持基盤）に対しても、ラカンドン系・チョル系先住民団体が立ち退きの脅迫を続けているとの告発。
16	・　モンテス・アスレスから退去したチョル系先住民28名、パレンケに再入植することを受諾。
20	・　チアパス州高地及び密林地帯において、新たに軍事施設が設営されているとの報告。
21	・　ヌエボ・サン・イシドロ共同体において、立ち退きを迫るラカンドン系先住民との緊張関係が激化しているとの報道。
22	・　ラカンドン系先住民および準軍事組織「平和と正義」関係者ら、エル・パライソ共同体を襲撃、家屋１００件および農地を破壊。
24	・　山火事によりチアパス州及びオアハカ州の広範な地域が煙の影響を受けているとの報告。・　ジュネーブにおいて、国連人権委員会は先住民問題に関するワーキンググループの活動を継続する方針を発表。アメリカ合衆国代表らはこれに反対。
30	・　モンテス・アスレスにおける暴力的状況に関する、人権団体の報告の一部がLa Jornada紙に掲載。