サパティスタ日々の出来事2002年4月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

2	・　NGO、アグアスカリエンテス地区のサパティスタ系先住民居住区に対する暴力的緊張が高まっていると警告。・　オアハカにて集会に参加のミステコ系先住民二名が殺害される。
3	・　ラカンドン・モンテアスール生態系総合保存区責任者、先住民の不法な侵入・居住が増加中と警告。
4	・　全国人権委員会総裁、メキシコ国内・国外にて先住民に対する差別が行われていると告発。
6	・　内務長官サンティアゴ・クレール・ミランダ、拘留中の5名のサパティスタ支持者の釈放嘆願書を提出するようCOCOPAに要求。・　「1月1日」自治区にて、サパティスタ系先住民と「オコシンゴコーヒー生産者地域組織(ORCAO、PRD系)」との間に、双方の拘束者を交換する合意。・　「土地と自由」共同体にて侵入・発砲事件。・　大統領府先住民問題責任者、先住民法の見直しの必要性に言及。・　先住民の権利に関する国連特別報告官ロドルフォ・スタベンハーゲン（社会人類学者）、現状調査のためチアパス訪問。
7	・　ジュネーブにおける国連「先住民に対する攻撃に関する小委員会」にて、先住民法に関するチアパス先住民の不満に関するスタベンハーゲン報告。・　国立先住民局局長、先住民政策において何らかの前進が見られると発表。・　サパティスタ系先住民とORCAO（PRD系)の和解を教会が仲裁すると発表。
8	・　サパティスタ系先住民とORCAOの間に依然として緊張状態が続いているとの報告。相互の拘束者の釈放・交換は実現。
9	・　軍による先住民への差別・暴行の事実が隠蔽されているとの告発。
10	・　メキシコシティにて、エミリアーノ・サパタ死去83年を祈念する集会。多くの先住民が参加。空港建設に反対する先住民による抗議も。
11	・　上院議会にて、国際司法裁判所によるローマ条約（未成年の軍事行為への動員禁止）にもとづきEZLNおよび他組織における未成年戦闘員問題を審議。政府はこの件に関し無関係との見解。・　政治的意図による政府の選別的な経済援助により、アルタミラーノ地区の先住民共同体内で対立が深まっているとの報告。サパティスタ系先住民住民によるPRD系共同体への武力攻撃が起きたとされる。
12	・　サパティスタ系先住民による攻撃は狂言と、チェ・ゲバラ自治区当局者が反論。
13	・　ラカンドン密林地区の30先住民共同体、病院・小学校・道路の建設を州当局に要請。
17	・　フランシスコ・ビリャ自治区ペニャ・リモナールに「インディオ民族全国調停委員会(CNPI)」の武装メンバーが侵入。家屋・財産の破壊・略奪、女性2名が負傷。
19	・　チアパスにて活動の人権擁護NGO、アクテアルの虐殺の真相究明に関して無為無策のフォックス大統領に、キューバの人権状況を避難する権利はないと批判。・　新空港建設に反対のエヒード農民、強硬姿勢を改めて表明。・　アンドレス・キンタナ・ロー共同体の教会関係者、「平和と正義」メンバーによる殺人と脅迫を告発。
22	・　アクテアルにて虐殺の犠牲者45名の追悼集会、チアパス高地から千人以上の先住民が参加。あわせて、先住民法による状況の改悪を弾劾。・　武力衝突により、アルタミラーノ地区において少なくとも6名の負傷者。
23	・　ミチョアカン州にて、プレペチャ系サパティスタグループ、係争中の土地477ヘクタールを占拠。
24	・　サンクリスーバル・ラスカサス教区司教フェリペ・アリスメンディ・エスキバル、サパティスタは武装を放棄し政治勢力に変化したと発言。対話開始への悲観的見通しを述べる。
25	・　ロベルト・バリオス自治区を含むチアパス北部にてサパティスタ系先住民に対する軍事的圧力が高まっていると、時事当局者が報告。
28	・　PRI派民兵の脅迫により、200人のアルタミラーノのエル・トリウンフォ共同体（PRD系）住民が離村を余儀なくされていることが判明。