サパティスタ日々の出来事2001年８月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

1	PRD など大統領官邸前で抗議集会。セロ・ウエコの３名のサパティスタ囚人、市民社会向けのメッセージ。
2	チアパス州知事、先住民法案の再修正の必要性を強調。チアパス州のPRI 、州事務所の占拠を予告。
3	内務省、来週に先住民法公布の方針発表。チアパス州選挙管理委員会、PRI 全国委員会の提出した選挙候補者を認定。メヒコ司教協議会、先住民法案の改正を要請。 INI、各地で社会紛争勃発の可能性を示唆。
4	サンクリストバル司教、土地問題が紛争の元凶と指摘。リゴベルタ・メンチュウ、人種差別を批判。
5	COCOPA代表、INI 長官か先住民開発局長が先住民法の代替案を作成すべきと表明。
6	サンクリストバル司教、サパティスタに先住民法認知を要請。連邦地区裁判所、２つの地区が提出していた違憲判断の要請を却下。 MOCRI の２名正式逮捕。
7	COCOPA委員18/20が先住民法案の再改正に積極的。最高裁、オアハカ州政府提出の違憲審査の手続きの５日間延長を要請。チアパス州議会、人種差別と強制失踪犯罪に関する法案採択。チワワ司教、先住民法案を批判。
8	ベラクルス州の30行政地区、先住民法案批准は違憲と提訴。 ANIPA、スタベンハーゲンにメヒコの民族集団の状況調査を要請。 FARP、バナメックス銀行を襲撃。
9	大統領、ナヤリー州の視察において先住民法案は完全なものと表明。バハ・カリフォルニアの８民族集団、絶滅の危機。ケレタロ州の先住民族チチメカ、500haの土地返還要求。
10	120 程の国内外の NGO、先住民法案に反対の意見公告、国際労働機関や先住民の基本的人権・自由の状況に関する国連特別報告官の政府への介入を要請。 NGO、チアパスには1.5 万人の難民が存在と指摘。農村人口、2000年は1990年に比べ60％も減少。
11	チアパス州の PRI総裁決定。サンアンドレス自治地区、サンカエターノなどで軍車両増強を告発。。
12	第１回社会運動国際集会、メヒコ市で開催（38ヵ国～14日）エル・エデン(マルガリータス)の住民、社会援助センター移転に抗議し、社会開発省の職員６名拘束。ヌエボ・レオン州で先住民法案反対のキャンペーン開始（～12月12日）ニコラス・ルイス行政地区、先住民法案を拒否、国際労働機関へ提訴。
13	司教会議メンバー、大統領と会見、対話再開を要請。サンフアン・デ・ラ・リベルターで軍の迫害急増と告発。 COCOPA代表、チアパス州の社会組織の代表と会合。エル・エデン(マルガリータス)で拘束の６名釈放。
14	連邦政府、官報で４月28日国会で承認された先住民法案を公布。 CNI など諸組織、法案公布は裏切りとして上院前で抗議。第１回社会運動国際集会参加の250組織、サパティスタ支持の声明。チアパス、オアハカ、トラスカラの州政府、先住民法公布に反発。
15	COCOPA、最高裁での裁定があるまで法的対抗措置をとらないと表明。マサワ・オトミ先住民族戦線、上院前で抗議集会。ゲレロ州の諸組織、先住民法公布に反対する宣言。オアハカのセミナーに参加の51組織、国際労働機関にメヒコ政府への警告を要請。
16	CIEPAC,Global Exchangeなど、先住民法案公布に抗議する意見公告。 COCOPA、和平に関する国会の役割の重要性を指摘。 NGO、４ヵ月間で軍・警察は104 もの作戦をチアパス州で展開と指摘。
17	最高裁判所、オアハカ州政府の先住民法採択違憲訴訟を受理。人権共同体弁護人ネットワーク、憲法改正の違法性を国際労働機関に提出予定チアパス州人権委員会、７月27日の職員救出作戦に行き過ぎと指摘。連邦検察庁、FARPの容疑者５名を逮捕。
18	PRI のマルティネス・ロペス議員、憲法改正の違法性を最高裁に提訴。オアハカ州民衆先住民協議会(CIPO)、先住民法は近年で最悪の攻撃と批判。先住民女性全国調整委員会(CNMI)、先住民法は人種差別的と批判。　バルトレット委員、PRI の優先課題は先住民法運用規則の制定と表明。ロベルト・バリオスでPRI 派、市民組織の監視所に放火。チアパス州選挙管理委員会、予算不足で人員を半数に削減。プエルト・カテ(ボチル)で麻薬取引関係者の待ち伏せで、混合作戦部隊の１名死亡。
19	ＩＮＩ、テレメックス基金によるケレタロ州で収監の先住民の釈放を検討。
20	国際労働機関地域事務所長、政府に報告書提出を要請。国際労働機関第169 号協定不履行に関する市民社会全国セミナー（～21日） MOCRI 、州都で抗議行動。カナダ人の大学生２名、サンクリストバル市で銃撃される。国防省、チアパス州における人員増員や作戦展開を否定。
21	ＣＮＩやＯＮＧ、先住民法が国際労働機関169 号協定違反という最高裁判断を期待。大統領のCOCOPA法案への姿勢を批判、ＩＮＩ農地問題局次長と司法裁判局長辞任。人権組織の活動家、ボスケ地区で襲撃される。ケレタロ市の小学校長、「サパタは生きている」地区のこどもを受け入れ拒否。
22	メヒコ司教協議会、先住民法反対の意見尊重、両当事者に紛争解決を要請。ラス・アベーハス、アクテアル虐殺に対する司法裁判を要請。
23	オアハカ州の行政地区首長、習わしと習慣による統治を求め、首都訪問の予定。モンテス・アスレスの不法占拠は1500家族、５千ha、移住には約７千万ペソ必要。連邦司法選挙裁判所、PRI 州委員会選任の立候補者の登録却下という措置を承認。
24	先住民族ソケ（オアハカ）の４行政地区の代表、最高裁に先住民法に異議の提訴。州知事、チェナロォ当局、ラス・アベーハス、28日の帰村にむけての合意締結。
25	COCOPA委員、国防省大臣と会見、チアパス州の駐留軍に対する告発状提出。
27	PAN、政府の厚意にかかわらず対話拒否をするEZLNを批判。大統領夫人、アマテンアンゴ・デル・バジェを視察。先住民開発局長、先住民法に関する分析を１週間以内に提出。
28	ヤシュヘメル、プエブラ、チュチュティック(チェナロォ)に62家族、333名の帰還。
29	CNDH、先住民法に関する論争・検討を示唆。国内の100都市で働いているこどもの過半数は先住民のこどもという指摘。「平和と正義」、サンホセ・バスカン（サルト・デ・アグア）のEZLN支持者追放。
30	連邦地区の８共同体、共同体財産・自治宣言(８月６日)を発表。ミチョアカン州の８共同体、プレペチャ民族布告(８月18日)を発表。全国人権委員会視察官、最高裁による先住民法案の違法判断は難しいと表明。サンクリストバル司教と長老派、ペンテコステ、バプティスト派新教徒指導者和解。
31	ハリスコ、ミチョアカン、メヒコ、連邦地区の14の先住民共同体、最高裁に先住民法案の執行延期処分を申請。シモホベルでPROGRESA資金運搬車の襲撃未遂。