サパティスタ日々の出来事2001年６月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

1	サンペドロ・ミチョアカン自治地区協議会、軍用車両のための道路建設反対。チスパ（ウェウェタン)、コサマラパ(スチアテ)、フロール・デ・アサリア(タパチュラ)の土地占拠農民の強制排除。
2	サパティスタ囚人釈放は未完(チアパス・タバスコで各４名、ケレタロ２名)と指摘。連邦検察局、チアパス州内に19の準軍事組織が活動していたと報告。エル・マンゴ、テペグアヘ(パレンケ)など占拠のシニッチ、代替地提供で撤退。
3	チアパス州事務総長、土地占拠は終了と報告、現在は582ヵ所、内サパティスタ系287ヵ所が占拠中、新政府発足後は21件(1197ha)の農地占拠。
4	ポコニチンに避難のサパティスタ支持の110家族、ヤシュヘメルに移住合意。 PRD 派の嫌がらせを受けていたミソパ（ティラ）のサパティスタ支持者、行方不明。
5	オアハカ、サカテカス（7⇔13）州で先住民法案否決、ドゥランゴ(14⇔5)州は批准。撤退後の軍基地周辺でのパトロール強化、軍用道路の整備拡張の動き。
6	サンイシドロ・エル・オコタルやポロォで軍要員の嫌がらせ。
7	キンタナロー（15⇔6）州、先住民法案を承認。
8	アベンダーニョ、撤退した軍基地の近辺に軍駐留で３つのシグナルは反古と指摘。 PRI 派議員、チアパス州議会議長を交替させる。 FZLN、首都でケレタロ州知事にサパティスタ釈放要求の集会。コアウイラ州議会でオアハカ州議員が先住民法案反対の行動。
9	ボカ・ラカントゥンで軍の車両が攻撃される。モレロス・エヒード周辺を警備中の警察車両がコアピラで銃撃。司教、EZLNと政府と対話再開は遠退いたと表明。
10	シナカンタンで、首長選出をめぐり、PRI 派とPRD 派とが衝突。 INI、先住民の天然資源の持続可能な推進・保存・管理・利用のための計画を公募。
11	ルイス前司教、政府のチアパスへの対応は曖昧で矛盾と指摘。モンシバイス、EZLNは先住民問題を再評価させることができたと評価。タパチュラの刑務所で仲間が殺害されたとして暴動。
12	ゲレロ州の先住民、先住民法案に反対して州議会を占拠。コアウイラ州議会、先住民法案を批准(18⇔14)。グアダルーペ・テペヤックの元住民、社会開発省事務所を封鎖。メンチュウ、国連先住民特別官に先住民居住域での環境・民族抹殺の分析を要請。チアパス州議会、州政府の予算案を採択、選挙実施の予算不足の可能性大。
13	COCOPA、９名のサパティスタ囚人の釈放にむけて活動を推進する方針。
14	大統領、エルサルバドルでチアパスには紛争はないと言明。ゲレロ州議会、４民族集団と先住民法に関して協議の方針表明。南バハカリフォルニア州議会、先住民法案を否決（2⇔13）。新教全国同胞会、アクテアル虐殺の真相究明を要求。
15	第１回文化・生物多様性に関するセミナー（サンクリストバル市）、11ヵ国、 118組織参加、プエブラ・パナマ計画を批判。メンチュウ、EZLNは先住民問題を世界的問題にする点で多大な貢献。 COCOPA委員、エルサルバドルでの大統領の見解を批判、PAN議員は支持。
16	パクテオン(テネハパ)の衝突で４名のツェルタル女性暴行、３家族行方不明、ホマルニチム(テネハパ)では家屋の破壊。
17	第１回文化・生物多様性に関するセミナー参加者、先住民法案に拒否権発動を要請。人権組織、プエブラ・パナマ計画は共同体でなく多国籍企業のためのものと批判。チアパス州内に依然として18,000名の避難民が存在すると指摘。
18	チアパス州知事、南部国境への軍隊配備強化を拒否。知識人（５月広場の母親、アラン・トゥレーヌら）３千名、EZLN闘争支持意見公告。メキシコの 350名、COCOPA法案を憲法にするよう要請。ブエナビスタ・パチャン(マルガリータス)で６名の先住民、強盗容疑で拘束。グアダルーペ・テペヤックの住民、帰村のための援助を市民社会に要請。人権組織、行方不明のミソパ(ティラ)のサパティスタ支持者、無事発見と表明。
19	エステル司令官、９月末「先住民族、人権と文化」フォーラム(ベルリン)参加予定。グアダルーペ・テペヤックの住民、IMSSの病院への私設警察配備を批判。チェナロォで軍車両衝突、先住民１名死亡。
20	チアパス州のPRI 派の仲裁者任命。
21	シナロア州で先住民法案否決（11⇔26）、ハリスコ州は法案承認（21⇔14）。スタベンハーゲン、欧州連合もチアパス問題を危惧と指摘。
22	モレロス州で先住民法案否決(14⇔16)。スタベンハーゲン、先住民の基本的人権・自由の状況に関する国連特別報告官就任。
23	フローレス・マゴン自治区、軍の嫌がらせを告発。
24	チアパス州知事、準軍事組織の弱体化を指摘。 12地区では結核の罹患率 3/1000と高率であることを発表。オコシンゴで12組織、先住民法案反対抗議行動。ベラクスルス州は州先住民法案策定の方針。
25	ロベルト・バリオスで軍の嫌がらせ増大。チアパス州フォーラム、大半は先住民法案拒否、ラカンドン共同体代表は賛成表明。８名殺害事件(４月19日)容疑者としてＶ・カランサの「人民の家」の13名逮捕。
26	ビセンテ・ゲレロ自治区、軍の警備強化を告発。
27	チアパス州のPRI 執行部、先住民法案反対の議員除名を要請。フスト・シエラ（マルガリータス）のトホラバル３名、新教徒追放の容疑で逮捕。Ｖ・カランサの逮捕された「人民の家」のメンバー９名証拠不十分で釈放。「11月17日」自治区、６月中旬以降の軍の検問強化を告発。チアパス師範学校で警官隊、学生を排除。
28	チアパス(5⇔27)、ゲレロ(1⇔45)、イダルゴ(7⇔21)、サンルイス・ポトシ(15⇔12) の４州で先住民法案否決、ソノラ州は批准(18⇔15)。チアパス和平全権委員、EZLNに社会開発計画への妨害をしないよう要請。社会開発省はグアダルーペ・テペヤック、エウセバ川一帯の３～４万人の農民の援助拒否は必ずしもEZLNの干渉ではないと表明。チャピンゴ大学、アントニオ・ナロ農業大学で 300名の先住民奨学生を採用の方針。チアパス州PRI の代表更迭を求め、CNC の200名が事務所占拠。
29	トラスカラ州議会、先住民法案を承認(20⇔4)。 COCOPA委員、INI 長官、チアパス和平全権委員の見解を批判。「すべての人にあらゆる権利を！」キャラバン、軍などによる人権侵害を公表。連邦地区、先住民法の策定を検討。
30	アリスメンディ司教、EZLN指導部の抹殺を狙っているものがいると指摘。Ｖ・カランサの「人民の家」のメンバー４名に禁足措置。中央から派遣された PRI委員、現執行部に辞任を要請。