サパティスタ日々の出来事2000年9月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

1	大統領年次報告でチアパス問題は緊張したものでないと言明。元CONAI事務局長、対話の条件を作ろうとしなかった大統領の姿勢を批判。連邦検察庁、Ｖ・カランサの「人民の家」の構成員31名にEPRの容疑で逮捕状。連邦検察庁、準軍事組織を告発のチアパス州の新聞記者２名にも召喚状。
2	召喚状を受けた新聞記者、連邦検察庁の妨害を批判。元CONAIメンバー、大統領はチアパスにおける対応の失敗を認めるべきと指摘。国防省大臣、チアパスへの軍派遣は苦渋の選択で、早期撤退を望むと表明。フロンテラ・コロサル(オコシンゴ)のチョルとラカンドン、経済支援の停滞に抗議して、ラカントゥン保護区の責任者らを拘束。
3	ポロォ自治地区でバス移動中のサパティスタ支持者１名が治安判事によって逮捕。ティラのPRI派メンバー、移動中に襲撃される。
4	ラバサ調整官、チアパス問題への政府の対応は失敗という批判に反論。サンクリストバル市職員、賃上げでスト。
5	次期大統領、サラサールとアルボレス現知事代行を中米視察の同伴者として招待。検察庁、マレアンテスやサンバルトロメ・デロス・リャノス連盟の実態解明着手。サンアンドレス自治地区当局、政府のPRI派支持者への援助批判。
6	ロサリオ・イバラ、フォックス宛の「EZLNメンバーの書簡」の出現を告発。ラサロ・カルデナス(チェナロォ)で準軍事組織によるリンチ未遂。
7	次期大統領、チアパスからの軍撤退を強調。
8	ルイス前司教、チアパスにおける軍の撤退について疑問視。 PRD上院議員、次期大統領はチアパス紛争に真剣に対応すべきと批判。ポロォの先住民、州・連邦検察庁の逮捕命令再発効による作戦を批判。
9	内務省の釈放方針にもかかわらず、EZLN支持者87名が収監のままと表明。教師２千名のストライキ終了。
11	次期大統領の顧問団、EZLNとの接触が行われていないことを表明。ウィスタンの42共同体、PRI派の首長、シンディコを更迭。
12	PRI、州議会に政党の連合を禁止する選挙法改正案提出。州警官７千名、100％賃上げ要求して一日スト。南部諸州知事、サンホセ宣言に署名。
13	COMPITCH、27行政地区での協議をふまえ、生物調査計画中止を要請。
14	９日に失踪のエル・ボスケのサパティスタ支持者、死体で発見。
16	ラカンドン共同体財産代表、陸・海軍を森林伐採、動植物違法取引で告発。 PAN 上院議員、COCOPAは次期国会でも機能すると表明。連邦検察庁、サクルム(チェナロォ)でマリワナ畑焼却。チアパス州の新聞社、PRI を選挙広報費不払いで告発。ラ・エスペランサ、ラ・ビクトリア、ラ・ツァコネハ(アルタミラーノ)でサパティスタ派約400名が土地500haを占拠。国連先住民作業部会議長、先住民族の人権保護を政府に要請。
17	サラサール次期知事、現政権中はCOCOPAと連邦政府の接近はありえないと表明。
18	ラサール次期知事、セディージョ大統領と会見。ＰＡＮ議員、サンアンドレス合意の過大評価を戒める。キチァニョプの代表、準軍事組織がフロール・デ・カフェ、エミリアーノ・サパタ(トゥンバラー)、サンフアン・バルトロメー、ヌエボ・プログレソ、アグア・アスル、サンフランシスコ・チャコ(サバニージャ)の農地から500家族追放脅迫。
19	サラサール次期知事、サンアンドレス合意再検討、現知事代行の措置の撤回示唆。ランチョ・ヌエボ第七軍管区隣接地でキノコ狩りのツォツィル少年、爆発で死亡。　　スチアテ当局、スチアテ市民社会組織連合(COCySS)の指導者拘束、COCySSはレヒドールを拘束、州警察は２名救出、州都に移送しようとして地区警察と衝突。モンテマヨール、準民兵(paramilicia)と戦うことがチアパスの重要課題と指摘。ポロォ自治当局、採石場付近でカルデニスタが住民の写真を撮影と告発。
20	ランチョ・ヌエボ近隣の住民、軍の敷地境界を明確にと要請。国防省、軍基地の爆発で死亡の少年の家族に五万ペソ補償。
21	米州インディヘニスタ協会総裁、チアパス問題、軍の撤退後に交渉開始と指摘。豪雨によりチアパス州内で５名の死者。フランシスコ・ゴメス自治地区当局、ARIC独立派のサンマルコスの農地侵略告発。
22	次期知事、サンアンドレス合意を国家の協約として定めるべきと強調。
23	COCOPA発足しないまま、58期国会開始。オコシンゴの30共同体、資金分配と社会援助センター(CAS)解散を求めて、地区連邦職員６名を拘束。パレンケのPRI派首長交替を要求して道路封鎖。オタトゥラン(チャムーラ)で新教徒先住民25名が脅迫を受け山中に避難。イタリア再建共産党、IMF開催のプラハへ列車サパティスタ号派遣。 1970年代の元ゲリラ運動参加者によるシンポジウム。
24	今期国会における先住民議員は前期の14名から８名に大幅減少。 ONG、エル・ボスケ、シモホベルで準軍事組織の活動に警告。バチェン（サンアンドレス）で農民殺害。
26	アマドール・エルナンデス住民の軍使用地返却の訴え、巡回裁判所が受理。
27	先住民女性全国調整委員会、合意実行、軍撤退を次期大統領に要求。
28	アマード・アベンダーニョ、94年州知事選挙中の交通事故は、殺害目的でPRI 派が仕組んだことを表明。前COCOPA委員、対話再開の必要性を強調。パレンケで誘拐されていた２名、無事脱出。
29	ラス・アベーハス、平和のためのキリスト者チーム、軍要員による写真撮影抗議。マホムートに駐在の軍将軍、チアパスに準軍事組織が存在することを認める。アリスメンディ司教、対話再開を確信。
30	インディオ民族チアパス州集会、16組織、100名の代表参加で開催（～10月1日）、次期知事はサンアンドレス合意実行を要求すべきであると表明。次期大統領、パリでチアパス和平に関する意志を強調 FZLNのフォーラム開催（～10月1日）