サパティスタ日々の出来事2000年6月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

1	ONG、森林火災はモンテス・アスレスの区域外で発生と表明。マグダレナ・デ・ラパス自治当局、マリフアナ栽培摘発名目とした巡回強化批判。
2	EZLN、市民社会全国集会とオスカル・チャベスへのメッセージ発表。チャムーラ当局、教会建設の新教徒を拘束。ビジャ・コルソで新サパティスタの26家族追放。
3	チアパス州教員組合、PRI派州知事候補サミ・ダビの選挙活動を妨害。サラサール候補、環境保護の公約表明。ニコラス・ルイスで軍侵攻３周年集会。
4	アリスメンディ司教、政府がEZLNを攻撃しないことを期待。チアパス高地の新教徒組織(OPEACH)、カルデナス支持を表明。
5	アマドール・エルナンデスの農民、CNDHに軍の活動、環境破壊を告発。３つの自治当局、12の共同体が強制退去の可能性と指摘。アリスメンディ司教、内相との会見で12名の外国人宣教師活動認可を表明。ラバサ調整官、EZLNによる軍の侵攻準備批判を否定。
6	国連の選挙監視団調整委員がチアパス視察。
7	人権組織、選挙前の軍の検問強化を懸念。
8	司法警察によるコンサート実行委員会に対する暴行。
9	メキシコ市のソカロで全国市民社会集会。
10	モンテス・アスレスの17集落、強制排除をさけるために組織化。農園主、州庁舎まえで1.5 万haの返還を要求して座り込み継続(23日目)
11	オベンティックでオスカル・チャベスのコンサート。
12	ラス・ラグナス( エル・ボスケ) で武装集団の待ち伏せで警官７名死亡。オベンティックでサパティスタ自治叛乱中学校の授業再開。メキシコ・メトロポリタン大学で「チアパスの７年のバランスと展望」会議チェナロォの避難民代表、州政府と帰村( ７月５日予定、300 家族) と帰村後補償(684 万ペソ) に関する協定調印。
13	エル・ボスケの襲撃は準軍事組織と住民は指摘、内務省はEPR の可能性示唆。ＯＮＧ、モンテス・アスレスの森林減少は森林火災より道路建設によると指摘。タパチュラで９名の麻薬密売容疑者拘束。
14	CNDHと軍、軍撤収条件について検討。野党、オコシンゴ地区軍検問撤去を要求。ラバサ調整官、軍事解決を否定。チアパス州教員組合の指導者一人の殺害死体発見。
15	EZLN、エル・ボスケ事件に関するコミュニケ、軍事化のための挑発という見方。ウニオン・プログレソ( エル・ボスケ) のサパティスタ支持者へのPRI 派嫌がらせ。
16	ルイス前司教、「平和構築」シンポジウムで新しい仲裁機関の必要性指摘。フローレス・マゴン自治当局、社会開発省によるPRI への投票強制を批判。ラス・リマス（シモホベル）などに軍部隊進駐。
17	パンテロォで兄弟間の土地紛争による衝突で２名負傷。
18	知事代行のイメージアップ宣伝に60万ドルを投入予定。 SIPAZ 、チアパスの紛争圧力は爆発寸前と指摘。
19	EZLN、選挙対応に関するコミュニケ（妨害はしない、支配地域での投票所設置認める、支持基盤は自由投票、特定の候補支持せず、不正防止）。エル・ボスケの襲撃容疑者拘束、ベレン、ラス・リマスなどの当局、軍駐留批判。ティラ地区での軍検問強化。軍はチアパスでの作戦を否定。チャムーラ首長ら待ち伏せ襲撃。国境部の道路開通式に大統領出席。
20	農地改革省、チアパスの土地紛争の95％解決と表明。自治当局、身分証明書や選挙登録証の買取が横行と指摘。オコシンゴ、アルタミラーノのPRI 派によって、反乱者を吊し、首をはねる無頭人間の噂がまかれる。　　知事代行、野党候補支持表明の新聞社の発行免許停止。 PRI 派農民300 名、首長交替、容疑者釈放を求めてエル・ボスケ役場占拠。
21	アマドール・エルナンデスの農民、軍の土地占拠を提訴。
22	アクテアル虐殺30ヵ月記念集会。
23	エル・ボスケ襲撃事件の関係者として58名のPRI 少数派に逮捕状。
24	州内の検問所65ヵ所、21の軍キャンプ、10の軍基地。ラバスティーダ、チアパス訪問。
26	選挙当日にむけ７千人の警察官の退去開始。「平和と正義」の元指導者、北部で別の武装集団の活動を指摘、分派、援助資金の配分を求めヤハロン、パレンケ、トゥンバラー、サルト・デ・アグアの役場占拠。ツォンテウィツ( チャムーラ) の住民、２名の不審者をリンチ。
28	「11月17日」自治地区、PROCAMPO資金1.9 万ペソ返却。農薬散布被害のコーヒー生産者（ラス・マルガリータス、オコシンゴ、ラ・トゥリニタリア、ラ・インデペンデンシア、マラビージャ・テネハパ）に782 万ペソ補償。
29	エル・ボスケ、ボチル、ヒトトルのPRI 派、ラス・リマス事件逮捕者の釈放要求。軍人、非武装で投票という方針。
30	約3000の欧米の組織・個人（サラマゴ、モンタルバン、ペトラス、ウーゴ・ブランコなど）がチアパスとの連帯表明（非軍事化、準軍事組織の解体、合意尊重、避難民の帰村、政治犯の釈放、監視団への制限廃止）。地方裁判所、アマドール・エルナンデスのエヒード農の要求却下。軍、チャルチウタン・チェナロォなどでマリファナ畑39ヵ所焼却と発表。