サパティスタ日々の出来事2000年５月

El Grupo de Solidaridad con las Luchas de Indi'genas en Mexiko, de Kansai-Japo'n

1	ラバサ調整官、連邦予防警察の密林への派遣は不要と表明。検察庁、連邦予防警察派遭は正当と表明。アリスメンディ新司教赴任。ホセ・ティラ・キャラバン終了。
2	人権組織、連邦予防警察の派遣に反対。
3	農地改革省、１７共同体が再移住に同意、６共同体拒否と発表。ソル・パライソ、ヌエバ・アルへンティナの２共同体は移住準備開始。スチアテ住民、当局更迭要求。
4	ARIC独立派、環境省との交渉で移住を拒否。環境省、ラカンドン密林で今年10件の出火で1683ha消失と表明。フローレス・マゴン自治当局、強制追い出しの可能性を指摘。ロベルト・バリオス訪問のデンマーク人追放。
5	ARIC独立派、環境破壊は政府の対応の誤りと、5月20日にフォーラム開催告知。 COCOPA野党委員、連邦予防警察の派遣要請主体を開示するよう要求。オコシンゴのPRI派農民、ARIC官製派で組織する先住民農民権利防衛組織（OPDDIC）はMIRAではないと表明。チワワ司教、クリステロ戦争に比ベサパティスタは正当性を欠くと表明。
6	アリスメンディ新司教、ポロォを訪問。環境省、ARIC独立派は森林焼き入れを行っていないと表明。サラサールのマルケス・デ・コミージャス訪問前日に停電、バス運行禁止などの妨害工作。
7	ツァネンポロム（チェナロォ）の住民の乗ったパス、エル・プログレソ（パンテロォ）で待ち伏せによリ３名殺害される。
8	バルムコ（チャルチウィタン）で待ち伏せ、２名負傷。ポロォ自治当局、警戒体制。マルケス・デ・コミージャスのコーヒー生産者、農薬散布による被害を告発。アリスメンディ新司教、「平和と正義」と会見。
9	１７のＯＮＧと７名の研究者、環境保護を名目とした先住民共同体への迫害を批判。環境省大臣、モンテス・アスレスヘの連邦予防警察派遣の可能性を示唆。連邦予防警察、チェナロォに到着。アラン・サカム（チロン）で作付けをめぐる衝突で１名死亡。米国上院、チアパスの軍事化を批判。
10	州検察官、チャルチウタンの事件はでっちあげと表明。人権組織、政府による暴力の雰囲気醸成を批判。米国の専門家、選挙監視援助を申し出。
11	チアパス高地のEZLN司令官、ポロォ自治当局、戦争再開の画策を批判。環境保護団体など、モンテス・アスレスからの住民退去要求の意見公告。 PRD議員暴行の警官逮捕。
12	環境保護団体など、モンテス・アスレスからの住民退去要求の意見公告。内相、PFPのチアパス高地駐留は法治体制を構築と主張。
13	カレデナス、チアパス遊説、PFPの活動停止を要求。チェナロォ地区の軍要員は５千人に達す。
14	サンクリストバル市周辺の数地区で武器・麻薬取引の嫌疑で家宅捜査。マルケス・デ・コミージャスのエヒード農民、開発計画の要請。
15	野党候補、シンタルパ地区遊説。アリスメンディ司教、北部地区を訪問。内相、PFPの駐留を要請したのは州知事代行と表明。米国の「チアパスのための学校」、フランシスコ・ゴメスに学校建設の計画。チアパス州選管、緑の党の登録中止を決定。
16	自然保護地区全国協議会、ラカンドン密林破壊停止を要求。環境団体、２日間で80の森林火災と報告。チェナロォのPRI支持者、５月７日の事件調査を大統領に要請。大統領、チアパスの社会安定のための資金増加を強調。
17	ポロォ自治当局、軍による迫害を告発。アクテアル事件に関与した退役将軍に８年の刑、人権組織は量刑不足と批判。
19	環境省、モンテス・アスレスをめぐる現状報告。
20	サングレゴリオで生命、大地、天然資源防衛フォーラム、30共同体、122代表参加。国際人権監視委員会、メキシコが11の勧告を無視と指摘。
21	サン・グレゴリオ宣言採択。アリスメンディ司教、チアパスの軍事化は異常と指摘。農村銀行、ヘリコ(ビジャ・コルソ)の22名の農民を支払い不履行で収監。
22	環境保護連邦検察庁、不法伐採の取り締まり強化と表明。チェナロォでアクテアル虐殺の犠牲者追悼集会。
23	アルタミラーノの首長と役人14名、反対派に一時的に拘束。
24	フランス・トゥールーズ大学で「チアパスとグアテマラ：紛争と社会再建」セミナー開催、メキシコ政府関係者も出席。アリスメンディ司教、特別秘書にホエル・パドロンを指名。
25	ポサ・リカでPROGRESA資金の支払いをめぐりPRI派農民の分裂。米国・カナダの監視団30名、チェナロォを視察。イベルホフ(チェナロォ)でサパティスタ女性、拘束された先住民を取り戻す。
26	1998年２月26日以来閉鎖されていたサンペドロ・チェナロォの教会再開。
27	サムエル・ルイス、チアパスから最終的に離れる。ケニアでの国際環境担当大閣僚集会でチアパスの農民追放批判。
28	メキシコ市でオスカル・チャベスのコンサート。チアパス州教員支持のデモ。
29	ラバスティーダ支援のための資金として公金流用という告発。グローバル・エクチェンジ、農村部での選挙は困難との予測。
30	環境省、元CONAIメンバーにモンテス・アスレス問題の仲介を要請。チアパスのPROGRESA援助資金の不正流用告発。連邦検察庁、チェナロォ地区で12ヵ所のマリフアナ畑焼却と表明。山岳部の農民、覆面姿の活動が活発化と指摘。
31	人権アカデミー、州内で活動する準軍事組織は15という報告。チアパスのPRI派、サラサール支持の農民に資金援助を認めた全国社会企業援助基金(FONAES)の地域担当者の更迭を要求。ラバスティーダ、チアパス訪問をキャンセル。エル・ポソとサングレゴリオ・ラスカサス(ウイシュタン)で新教徒50家族追放脅迫。人権組織、PFPによる農民強制排除の可能性を指摘。